蘆花恒春園

今日は、伸びすぎた庭木の枝を切ろうと思っていたのですが・・・意外と風が強かったので、少し切ったところで諦めました。
さらに、落ち葉を掃いていても、どんどん落ちてくるので、そちらも適当に切り上げて、天気も良いので、運動不足解消のために散歩にでも行くことにしました。

文化の日という事もあり、この間、旧武者小路実篤宅の実篤公園へ行ったら結構良かったので、今日は、同じく文豪の徳富蘆花の旧宅である蘆花恒春園へ行ってみました。

ちなみに、蘆花恒春園へは、京王線の蘆花公園駅から南に向かって15分ぐらい歩いていくのですが、途中には世田谷文学館もあります。

実は、蘆花恒春園には初めて行きました。
さらに、白状すると、徳富蘆花の名前は知っていたのですが、作品は読んだ事はありません。
一昨年のNHK大河ドラマ「八重の桜」で、新島襄の作った同志社で、兄の徳富蘇峰と共に熊本バンドの学生の一人だった事ぐらいは、知っていたのですが・・・後は、全然知識がありませんでした。

つまり、今日、ふいに思い立ったので、事前に調べることも無く、予備知識なしだったのですが・・・結論から言うと、かなり良かったです。

まず、敷地が広大なのに驚きました。
徳富蘆花は、晩年は晴耕雨読の生活を送っていたそうで、元々耕作地もあるので広かったようですが・・・さらに世田谷区が近隣の土地も公園に組み入れたそうです。

花壇とか児童公園もあるのですが、基本は、武蔵野の雑木林といった感じで、徳富蘆花が植えたという竹林も良い雰囲気でした。

旧宅は名前をかけば無料で見る事ができるのですが・・・たまたま、見学しているのは私一人だったので、古い家の雰囲気を存分味わうことができました。
例によって、古い家とか家具には、魂が宿っているような、独特な雰囲気がありますね。

蘆花記念館の方も入場無料だったのですが、思いもかけず黒田清輝の油絵が展示してあるのを見つけて、うれしかったです。

それにしても、邸宅を恒春園と名付けたのは徳富蘆花自身だという事ですけど・・・
恒に春ですか・・
昨日書いたように、私は四季があるから、面白いと思っているのですけど・・
晴耕雨読の生活をしていた徳富蘆花は、さらに心境的に突き抜けていたような気がします。

で、徳富蘆花自身にも興味を覚えたので・・・そのうち、作品を読んでみようと思っています。
先日も書きましたが、神田の古本まつりで本を7冊購入して、さらに神保町ブックフェスティバルでも9冊購入したので、読むのはいつの事になるのか分かりませんけど・・・

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