ギブソンのダブルネック

昨日は、エピフォン・リビエラの12弦を紹介しました。
12弦といえば、6弦と12弦のダブルネックのギブソンEDS-1275というギターも持っています。

このギター、もともと1958年に登場したときは、ホロウボディだったので、ES(エレクトリック・スパニッシュ)という型番とD(ダブル)を組み合わせて、EDSという型番になりました。
ちなみに、ダブルネックには、他にマンドリンと6弦ギターの組み合わせのEMS-1235とベースと6弦ギターの組み合わせのEBSF-1250がありました。

このEDS-1275というギターで思い浮かべるのは、やはり「天国の階段」のジミー・ペイジと「ホテル・カリフォルニア」のドン・フェルダーの姿でしょう。

なお、EDS-1275は1968年に製造中止したのですが、1977年に製造再開しています。
再生産したのは、おそらく、ジミー・ペイジの人気で要望が多かったのでしょう。

ちなみに、ジミー・ペイジは「天国の階段」をライブで弾くために、すでに製造中止だったEDS-1275をギブソンにカスタム・オーダーしたそうで、1973年製と言われています。
そして、イーグルスドン・フェルダーが「ホテル・カリフォルニア」で弾いていたのは、1977年以降に再生産されたものです。

・・・で、私の所有するEDS-1275はシリアル・ナンバーが3から始まる6ケタなので、1974年か1975年製になります。
メイプル・ネック等の仕様から、たぶん1975年製でしょう。

おそらく、誰かがジミー・ペイジのEDS-1275を見て、ギブソンにカスタム・オーダーしたものだと思います。
でも、仕様的にはジミー・ペイジの物より1977年からの再生産に近いです。

サウンド的にはユニークなのですが・・・20フレットまでしかなくて弾きづらいし、持ち運びも大変なので、弾く機会は少ないです。

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ギブソン EDS-1275 1975年製