ダブルネック

昨日は、12弦ギターについて書きました。
弦を6本だけ張れば、普通の6弦ギターとしても弾けますが・・・ヘッドが重かったり、ネックが太かったりするので、使い勝手は悪いです。

そういえば、6弦と12弦の両方を楽しむと言えば、ダブルネック・ギターもありますね。
「天国への階段」におけるジミー・ペイジや「ホテル・カリフォルニア」におけるドン・フェルダーの使用でも有名です。

もっとも、これらの曲をレコーディングした時は、6弦ギターと12弦ギターを別々に使用していて、ライヴで演奏するときに限って、持ち替える事ができないためダブルネックを使っています。
というのも、やはりダブルネックは6弦としても弾きづらいし、12弦としても弾きづらいからです。

ボディがデカくて重いというだけでもなく、ネックの位置も弾きやすいベスト・ポジションにすることができません。
さらに、12弦側を弾くときは6弦のネックが邪魔になり・・・6弦でソロを弾くときも、15フレットジョイントで20フレットまでしかないのでハイポジションに制約があります。
ライヴで、どうしても使う必要が無ければ、別に所有しなくても良いと思うのですが・・・見た目に惹かれてしまうのですよね。

私が所有するギブソンEDS-1275ですが・・・シリアル・ナンバーから1970~1975年の間に製造されたもの・・・ネックがメイプルなのでおそらく1975年製だと思われます。
ちなみに、EDS-1275は1970年に製造中止となり1977年に再登場していて、この間はカスタム・オーダーでしか製造されていません。
ジミー・ペイジののギターはカスタム・オーダー物、ドン・フェルダーのギターは再登場した物です。

私のギターは、ヘッドの形状やネック材質などが再登場した物に近い仕様ですが、ブリッジが古いABR-1を使っています。
おそらく、誰かがカスタム・オーダーしたものか、再登場する前のプロトタイプなのでしょう。

イメージ 1
ギブソン EDS-1275 1970年代中頃