昨日は、ロッキンf別冊の「THE 楽器 1981」に載っているギターの価格について紹介しました。
当時の楽器は、大卒初任給の何倍もするものが多く、かなり高かった事が判ります。
1970年代にはロックの商業化に伴い、1960年代までのギターなんかに比べると、大量生産されるようになり品質が落ちた事は確かだと思います。
しかし、1970年代後半からはヴィンテージ・ギターの良さが見直されてリイシューが作られるようになると、品質管理も行われるようになりました。
また、NCルーター等の工作機械も導入されていましたが・・・ヴィンテージ・ギターを作っていた職人もまだ残っており・・・カスタム・オーダーや特別仕様なんかを作っていました。
特別仕様と言えば、この時期は、メーカーが様々な仕様を模索していた時期であり・・・変わった仕様の物が多くみられるというのも、特徴です。
そんな訳で、個人的には、この時期の特別仕様のギターって、結構好きなのです。
確かに、ヴィンテージ・ギターは良いのですが・・・その良さが知れ渡り、流通価格が高価すぎます。
その点、この時期の特別仕様のギターは、上記の様に結構良い(おそらく、1970年代中期のものよりも良い)のですが・・・未だ、あまり知られていなく、価格も安く取引されているのが魅力なのです。
最近は、1970年代のギターまで、ヴィンテージ扱いされているので、近いうちに、この時期のギターに注目が集まり、値上がりするのではないでしょうか?