前回は、ジミー・ペイジのギターマガジン総集版に関連して、ジミー・ペイジ時代のヤードバーズのアルバムについて書きました。
現在と違って、昔はヤードバーズのアルバムを入手するのは大変でした。
そのギターマガジン総集版を見ていたら、インタヴューで「天国の階段」の12弦はフェンダーのエレクトリックⅫ以外にVOXの12弦も使ったと語っていて、へぇ~と思いました。
昔はギターに関する情報なんかも少なく・・・「天国の階段」もライヴ同様にギブソンのEDS1275を使っているものだと思っていたら、その後、12弦の演奏個所はフェンダーのエレクトリックⅫを使ったという話を聞いて、へぇ~と思った記憶があったのです。
そういえば、「天国の階段」のソロの個所もEDS1275でなくレスポールだと思っていたら、後になってテレキャスターだったと知りました。
なんでも、初期のレッド・ツェッペリンのソロではテレキャスターが多く使われていたそうです。
で、テレキャスターと言えば高音の強いイメージがありましたが、そのころになって古いテレキャスターはレスポールに近い太い音が出せるという情報も知れ渡りました。
そんな訳で、ジミー・ペイジと同じスラブボードのテレキャスターの人気が出たのですが・・・スラブボード時代のテレキャスターが登場したときは、上位機種や入門機種が発売されたおかげで人気が分散され・・・さらに、当時のスター・ミュージシャンが使っていたメイプルネックのイメージが強かったせいか、ローズ指板は敬遠され・・・製造本数が少なくレアな存在・・・という訳で、値段が高騰してしまいました。
で、お金が無かった私は同時期でリフィニッシュ有のエクスワイヤーにフロント・ピックアップを増設してテレキャスター仕様にしたギターを購入しました。
ちなみに、購入時に楽器屋さんの店員が同じ値段でオリジナル・フィニッシュで改造無しの50年代後半のメイプルネックのテレキャスターが買えると言っていましたが・・・それは、弦が裏通しでなくブリッジプレートでとめるタイプだったので、食指が動きませんでした。
今となっては、ブリッジプレートでとめるタイプも珍しいから、そっちの方が良かったかも、と思っています。
後で知ったのですが・・・ジミー・ペイジのテレキャスターもブリッジプレートでとめるタイプでした。
そして、スラブボードに限らず50年代のメイプルネックのテレキャスターもレスポールに近いサウンドがするのです。
フロントピックアップを増設しテレキャスター仕様になっています。
フェンダーのロゴが付いていますが、イスラエル製のレプリカです。
これもスラブボード仕様で、リアルなレリック加工がされており音もかなり良いです。