ヤードバーズのレコード

前回は亡くなったジェフ・ベックの事を書きましたが・・・昨年の末に発売されたギターマガジン総集版はジミー・ペイジを取り上げていました。

クラプトン、ベック、ペイジは3大ギタリストと言われており、ヤードバーズの歴代リードギターを務めた事で有名ですね。

なかでも、ベックとペイジにはツイン・リードの時期がありました。


ジェフ・ベックジミー・ペイジが在籍したヤードバーズ時代の曲といえば「幻の10年」が有名ですが、その他にヤードバーズも少し出演した映画「欲望」の「ストロール・オン」があります。
ギターマガジン総集版には「トレイン・ケプト・ア・ローリン」の改題と書かれていますが、曲は同じで歌詞は違っています。

 

映画ではライヴ・シーンの中で演奏され、機材の調子がおかしくなりますが・・・サントラ盤ではちゃんとした演奏の別途収録が入っています。
このサントラ盤、販売数が少なくて希少なのですが・・・発売後数年経って、学校帰りに友達と行った池袋のレコード屋で売れ残っているのを発見しました。
映画音楽のコーナーで、思わず「オオッ!」と叫び声をあげた私を見て、友達は一体どうしたんだ?と思ったそうです。
なお、映画「欲望」のサントラ盤・・・このヤードバーズの曲以外は、全面的にハービー・ハンコックが演じているので良いです。

 

今ではヤードバーズのアルバムなんかは入手が楽ですが、当時は国内盤の「ジェフベック&ヤードバーズ」(現在の「ロジャー・ジ・エンジニア」)位しか簡単に入手できませんでした。
その他のアルバムは輸入レコード屋さんで購入する事になるのですが・・・意外と売っていなかったのがジミー・ペイジ時代の「リトル・ゲームス」でした。
そして、さらに希少で探しまくって高価だったのが「ライヴ・ヤードバーズ フィーチャリング・ジミー・ペイジ」でした。

 

このライヴ・アルバム・・・なんでも、契約上発売されたけどメンバーは演奏に満足していなかったとかですぐに廃盤・・・そのせいか、ギターマガジン総集版には記載されていません。
でも、「幻惑されて」のような後のレッド・ツェッペリンの曲も演奏しており貴重です。
そういえば、渋谷陽一氏は、このアルバムを入手困難だとラジオで全曲紹介して「観客やメンバーにも理解されていなくて、ジミー・ペイジが可哀そう」なんて言っていましたっけ。

 

映画「欲望」サントラ盤

「リトルゲームス」ヤードバーズ

「ライヴ・ヤードバーズ フィーチャリング・ジミー・ペイジ