エレクトリック・シタール

昨日は、ダブルネック・ギターについて書きました。
弾きづらいので、ライヴとかでどうしても必要でなければ、6弦と12弦を持ち替えた方が良いのですが・・・見た目が魅力的なので、欲しくなってしまうのですよね。

見た目が魅力的で、特殊な用途のギターといえば、エレクトリック・シタールもあります。
ビートルズローリング・ストーンズなど、60年代にブームとなったインド音楽を取り入れたラーガ・ロックで多く使用されました。
当時は、ノラ・ジョーンズの父親であるラヴィ・シャンカールの影響で、本格的にシタールを演奏した曲もありましたが・・・普通のギターと同じ弾き方で、シタール似たサウンドを得られるので、エレクトリック・シタールを使った曲も多かったです。
特に、、本当のシタールはライヴで演奏するのは難しいので、ライブで活躍しました。

ラーガ・ロックのブームが去った後は使用する人も減りましたが・・・変わったところでは、パット・メセニーがライブでスタンドに固定して使用していたのが印象的でした。
ちなみに、名曲「LAST TRAIN HOME」のイントロを、エレクトリック・シタールで弾くと雰囲気がバッチリです。

ご存知のように、エレクトリック・シタールは、ダン・エレクトロのネイサン・ダニエルとヴィンセント・ベルが1967年に共同開発したもので、共鳴弦を持つ3ピックアップのコーラル・ブランドの物と、共鳴弦が無い1ピックアップのダン・エレクトロ・ブランドの物が販売されていました。
もっとも、独特なサウンドの要はブリッジの構造なので、共鳴弦の有無はそれほど重要ではありません。

つまり、同じ構造のブリッジがあれば同様なサウンドを出す事ができるので、特にこだわらなければ、近年の安いコピー・モデルでも良いと思います。

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Coral SITAR モデル3S19 1960年代後半