マーチン 000-18と0-16NY

昨日は、ギブソンのダブルネックについて書きました。
12弦のギターとか、ちょっと特殊なギターの流れになってしまったので、今日は、普通のギターの話に戻ります。

少し前に、マーチンのD-35Sというギターを紹介しました。
その中で、フィンガー・ピッキング向きだという事を書いたのですが・・・
ご存知のように、フィンガー・ピッキングでも、つま弾く感じで、そんなに音量を望まないならば、スモール・サイズの方が有利です。

特に、マホガニー製のギターだと、繊細な感じでつま弾くの向いていると思います。
もっとも、ギブソンだと、以前紹介したL-00のようにブルース向けのちょっと独特なサウンドになってしまいます。
以前から読んでくださっている方は、たぶんお分かりだと思うのですが・・
私の好みは、ギブソンなのですけど・・・・ここは、やはりマーチンの方が、しっとりした感じで、つま弾くのに向いている感じがします。

もっとも、マーチンだと、戦前のモデルとかは凄く高いので、とても買えません。
それだけの価値があるとは思うのですけど・・・私の場合、それだけお金を払うのならば、エレキ・ギターやギブソンのアコギを買う事になってしまいます。
・・・で、私が所有するマーチンのスモール・ギターは、1952年製の000-18と1963年製の0-16NYというギターです。

1952年製の000-18は、ある楽器屋さんがマーチンのヴィンテージを集めてバーゲンをやった時に、気になって購入したギターです。
指板がエボニーと見間違うくらい真っ黒できめの細かいハカランダなのが特徴です。
そのせいかちょっと000-28に近い艶のあるサウンドがしているので、幅広く使えて、結構好みのサウンドです。

一方、0-16NYは、同じ楽器屋が行った別のバーゲンのときに見つけて、安かった(10万円)ので購入したものです。
昔のニューヨーカー・スタイルを再現したモデルで、音量は出ませんが、コンパウンド弦を張って、ぽつりぽつりと弾くと凄く良い感じです。

イメージ 1
マーチン 000-18 1952年製

イメージ 2
マーチン 0-16NY 1963年製