利き手

私は右利きです。
子供の頃に右利きに矯正されたという人もいるそうですが、私は生まれながらの右利きです。

もっとも、無意識で歩きだす時は右からとか決まっている人もいるそうですが、私の場合、歩きだしは右でも左でも半々です。
そのときに、どちらの足に体重をかけているか、とか、どちらの方向に歩きだそうとしているかの方が、歩きだしの足を(文字通り)左右しているようです。
だから、コテコテの右利きというわけではないようです。

そういえば、若いころはスキーとか良く行ったのですが、止まるときは普通に右でも左でも止まれました。
片方向にしか止まれない人もいて、コースの端でキックターンをしないと次の滑り出しができないなんて、不便だろうな、と思っていました。

左利きの人は人口の10%位だと言われています。
一時期、世の中は右利き用の物が多いから、左利きの人はストレスが多いので、早死にすると言われていましたが、俗説のようです。
しかし、左利きの人には天才が多いというのは、正しいようです。
それは、普段から右利き用の道具をどうやって使うか、という風に工夫する事が多いからだそうです。

ギターという楽器は、複雑なコードを抑えたり、リードを弾く時も運指で左手を良くつかいます。
だから、普通の人より左手が器用になります。
私は左手では違和感なく「まことちゃん」のグワシができますが、右手はなかなかできません。

あと、普通は利き手の手が大きいのですが、ギタリストは左手が大きいそうです。
私の場合は、右より左が5ミリ位大きいです。
ちなみに、クラッシック・ギタリストの村治佳織さんは1センチぐらい左手が大きいらしいです。
おそらく、ヴァイオリンとかの弦楽器奏者も、そうなんではないかと思います。

昔、弦楽器が発生した当時は、弦をはじく右手が重要だったから、このように構えて使うようになったのではないでしょうか?
もし最初から、現在のような左手重視の使い方だったら、逆に構えるようになったのではか?なんて推測しています。

昔、そんなことを考えて、試しに左利き用のギターを弾いてみたのですが・・・
右手の方が器用なのは確かなのですが、コードをいちいち左右反対に考えて押さえなければならないし、TAB譜とかも全部頭の中で左右逆にする必要があるので、とても難しかったです。
左利きの人は、右利きの人が何も考えずに行っていることに、頭を使う事が多いということが実感できました。

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フェルナンデスRST50の右利き用と左利き用