鏡の国のアリス

昨日は、左利きについて書きました。
そして、左利きのギターを弾くのは、頭の中で左右を逆にしなければならないので、大変だということを書きました。

先ほど、ニュースで、英王室キャサリン妃の第2子の名前予想で一番が「アリス」と言っていました。
そこで、思いだしたのが、私の好きな作家の広瀬正が書いた「鏡の国のアリス」というSF小説です。

ご存知のように、そもそも「鏡の国のアリス」は、ルイス・キャロルが「不思議の国のアリス」の続編として書いた童話で、アリスが猫を追いかけて鏡の中へ入ってしまうと、そこは左右が逆転した世界だったという物語です。

広瀬正の小説は、このルイス・キャロルの童話にヒントを得て、左右が反転した世界に紛れこんだ主人公について書いています。
そして、左右反対の世界で、主人公は苦労するのですが・・・
主人公はサックス奏者なのに、左右反対のサックスは吹けないとか、左利き用のギターだと普通に弾けたり、といったことも書いてあります・

それから、左利きを研究している先生が登場します。
その先生が、ルイス・キャロルやレオナルド・ダヴィンチが左利きであったこと、そして左右が反転した鏡文字を書くことが得意だったことから、実は、これらの人も鏡の世界に紛れこんだのではないか?と推測しています。

鏡文字といえば、私の部屋の時計は逆回転時計です。
学生の頃、時計屋へいったら、これが売っていて、面白いと思って購入しました。
文字盤とかメーカー名も鏡文字で書かれています。
たぶん、床屋とかでお客さんが鏡越しに見るように作られたのではないでしょうか?
最初のうちは、時刻がすぐに判らなくて苦労しましたが、今では慣れてしまいました。
ちょっと、鏡の世界っぽくて気にいっています。


イメージ 1

我が家には、鏡の国のアリスの置物もありました。
イメージ 2