10連休のまえに

昨日のテレ朝の「ビートたけしのTVタックル」は、近づいてきたゴールデン・ウィークの10連休についての注意事項でした。
私なんか、10連休といっても、特別な事をする予定はないので、あまりにしていませんでしたが・・・注意しておいた方が良さそうな点が色々ありそうです。

なんでも、多くの人が一斉に10日間も休むという前例が無いので・・・仕入れ先の休みにより、商店の食料品不足が起こるとか、補充が無いためATMの現金が不足する等が懸念されるそうです。

その中で、番組で取り上げていたのが、医療機関の一斉休業・・・ただでさえ救急病院の混雑が予想されますが・・・歯痛など大した病気でなくても、受信できる病院がないため、救急車を呼ぶケースが増える可能性があるそうです。
ちなみに、救急病院でも歯科の対応はできないので、鎮痛剤ぐらいしか手当ができず、連休明けまで我慢することになるそうです。

そういえば、私の母が脳梗塞になったのは、祝日(成人の日)の夜に入浴していた時・・・なかなか風呂から出てこないので、様子を見に行ったら、浴槽から立てないと言っていて・・・身体に力が入らなくなっていました。
なんとか、浴槽から引っ張り出して、ベッドまで抱えていってから、救急車を呼びました。
救急車が来る頃には、ブツブツしゃべるだけで、会話が出来なくなっていて・・・救急隊員が「何故か右に向いて寝てしまいますね」と言っていました。
病院に着くころには、右手はバタバタと動かすのですが、左手はほとんど動かなくなっていました。

ところが、正月明けの祝日の夜間だったので、当直は若い外科の医者しかおらず・・・母が、正常圧水頭症脳神経外科にかかっていたため・・・正常圧水頭症が悪化した可能性があるから、翌日、脳神経外科の医者が出勤してきた時に、もう一度連れて来てくれ、と言ったのです。

私が、正常圧水頭症の症状とは全然違うからと主張したのですが・・・僅かに左手が動いているから、脳梗塞とかで麻痺している訳ではないと言い張るのです。
私が、こんな状態では連れて帰る訳にはいかないと、納得しなかったので、母は救急病棟のベッドに泊めてもらい・・・翌朝、やって来た脳神経外科の医者は一目見るなり、脳梗塞だと診断・・・そのまま入院となり、結局、左半身に麻痺が残りました。
ちなみに、脳神経外科の医者によれば、脳梗塞は発症から5時間以内に手当をすれば、後遺症が残らないとの事・・・昨夜の若い担当医の言動については、これが今の緊急医療の限界なんだよと言っていました。

というわけで、緊急医療も万能ではありません。
10連休の前に、体調に問題がある人は、薬を多く貰うとか・・・何かあった場合に受診できる病院を調べておいたりした方がよさそうですね。