絵画は奥が深い

先ほど、何気にフジテレビの「ホンマでっか⁉TV」という番組を視ていたら、絵画について話していました。
今まで知らなかったような話が多くて、私も趣味で絵を描くため、なかなか興味深かったです。

例えば、ピザの絵を描くと元気になるという話・・・要は、食べたいものを描くと元気になるそうで・・・たまたまアメリカの大学での調査だったので、ピザの絵だったらしいです。
また、認知症の人は、症状が進むにつれて人間の絵を描くときにパーツが減って、頭から直に足が生えているような絵を描くようになるそうです。
ちなみに、軽度認知症の人は、ロボットのような人物を描くそうで・・・もし、人物を描くのが下手になってきたら、要注意ですね。

さらに、絵が上手になるには、描き方を練習するより、自然に触れて自然を観察すれば良いとか・・・これは、ある意味納得してしまいます。
要するに、描く前に、どれだけ頭の中で本質をイメージできるか?が作品の良し悪しに大きな影響を及ぼすと思います。
ちなみに、原始人が洞窟で描いた動物の絵は素晴らしいのに、人物の絵が下手なのは、動物を良く観察していたけど・・・知性は軽度認知症並みだったのでは?と言っていました。
また、言語が発達すると絵が下手になるそうで・・・写真的記憶があるような人は、しゃべる事が下手な人が多いみたいです。
そういえば、北斎の神奈川沖浪裏は、想像の大波と思われていましたが・・・実験で、同じ形の波を再現できたので・・・おそらく、北斎を実際に見た大波の一瞬を写真的記憶で浮世絵に再現したと、現在は考えられているそうです。

面白かったのは、ダヴィンチの最後の晩餐の登場人物たち・・・画面の右側の人は親指を外側にした手をしていて、画面の左側の人は親指を内側にした手をしているそうです。
そして、中央のキリストは右側に描かれる左手は親指を外側、左側に描かれる右手は親指を内側にしていました。
ちなみに、手の形は顔と並んで人の感情を表すそうで、絵を見る時は手にも注目する良いとか・・・実は、私も手の描き方が気になる方で・・・以前、藤田嗣治の手の描き方について、ブログに書いた事もあり・・・ちょっとは見る目がありそうです、

もっとも、ピカソなんかが描かいた女性の肩の線をみるだけで、絵に詳しい人は何歳で既婚で子供が何人いるとかまで判るそうで・・・私は、描く方も見る方も、そこまでのレベルには達していません。
そのレベルの人になると、モンドリアンコンポジションなんかを見ても、何が描かれているか?判るとか・・・私には、デザイン的な配色や形が良い感じだと思うぐらいしか判りません。

あと、ジャクソン・ポロックのアクション絵画も、絵の具の粘度とか垂らし具合などを工夫して描いているので、普通の人がマネしても、あのような表現はできないという話で・・・なかなか奥が深いですね。

日曜画家の私には、まだまだ勉強しなければいけない事が多そうです。