オールゴールド

昨日、レスポール・スタンダードのオールゴールドを紹介しました。
実は、ボディの表側だけ金色に塗装したゴールドトップに比べると、オールゴールドは製造数が少なく、ちょっと珍しい仕様です。
昨日の写真だけだと、ゴールドトップと区別がつかないので、今日はバック側の写真を載せます。
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ネックの裏側の塗料が剥がれかけて、緑色に変色しています。
この当時、ギブソン社の金色の塗料にはメタリックな輝きをだすため、銅の粉末が含まれていました。
このため、汗によって酸化すると緑青が発生し、緑色になるのです。
オールゴールドはゴージャスな感じがしますが、本当は、木目が悪いのを隠すためにバック側も金色に塗装されたそうです。
音的にはゴールドトップと違いはありません。
まぁ、見た目だけですね。
むしろ、ネック裏の塗装が剥がれやすいので、演奏にはマイナスかも・・・実態はそんなものです。
 
昨日も書きましたように、良いギターには独特のオーラがあります。
これを購入した時は、もちろんそのオーラを感じたのですが、この見た目と珍しさも購入の要因となった事は事実です。
このギターは未だ良かったのですが、オーラをほとんど感じないのに有名だとか珍しいとかで購入すると、大抵失敗します。
昔は、雑誌等でギターの評価やスペック等の知識を得て、その知識を元に購入していたのですが、知識にとらわれると本質を見落とすので注意が必要ですね。
もちろん大勢の人が良いと言っている物にはそれなりに理由があると思います。
でも、それが自分に良いかどうかは判りません、
人の意見は参考にはするけど、最終的には自分の感性が大事です。
そんな訳で、最近は楽器屋でギターが呼んでいるような時に購入するようにしています。
その方が外れが無いし、購入した後で調べたら珍しいギターだったなんてことがあります。
 
そのうち、こうして集まったギターのコレクションも紹介していきたいと思います。