仏像

これまで、ギターに魂を感じるということを書いてきましたが、他の物にも魂を感じることがあります。
それは、古い家具とか、職人の使う道具なんかが多いです。
(もちろん、ギターのような楽器の場合には、音が違うので判りやすいです)
 
今日は、そんな一品を紹介します。
それは、仏像です。
いかにも魂が宿りそうですね。
 
何年か前に世田谷のボロ市に行った時のことです。
ある露店の前を通った時に、呼ばれたような感じがしました。
そう、楽器屋でギターが呼んでいた時と同じような感じです。
で、露店に売られている品物を見渡したのですが、これといった物がありませんでした。
通り過ぎて端まで行き、戻ってきた時です。
また、同じ露店で呼ばれているような感じがしました。
そこで、その露店の品物をじっくり見てみると、獅子頭の上に古い仏像が乗っていたのです。
仏像と言っても、如来とか菩薩ではなく、僧形の仏像です。
コイツだ、と思いました。
「これ、いくら」と聞くと、「明治のもの、ひょっとしたら江戸時代のものだから、2万円」という返事です。
やはり、なんとなく価値がありそうな気が。
で、とりあえず、持ちあわせがありました。
続いて「これは誰?」と聞くと、「誰だったっけなぁ・・・、有名なお坊さんだよ」と・・・
横にいた客が「弘法大師じゃないか」、「そうだったけなぁ・・・」
良く判りません。
まぁ、誰の仏像かは、あまり重要ではなかったのですけど。
「少しまけて」、「う~ん、1万8千円」
「もう一声」、「じゃあ、1万6千円」
ということで、1万6千円で購入しました。
 
家に帰って調べてみると日蓮上人でした。
熱心な信徒ではないのですが、我が家は日蓮宗なので、これも何かの縁だと思います。
値切ったりして、スイマセン。
 
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