三国志展

今日は、庭木を切ろうと思っていたのですが・・・朝起きたら、小雨が降っていたので、展覧会を観に行く事にしました。
そこで、上野の国立博物館で開催している、特別展「三国志」が面白そうなので、観に行ってきました。

実は、先日、国立博物館へ「奈良大和四寺のみほとけ」という展示を観に来た時に予告していたので・・・ちょっと気になっていたのです。
連休なので、混雑が予想されたため、事前に上野駅でチケットを購入したのですが・・・思ったほど混んでいませんでした。
どちらかというと、テレビの影響でしょうか?国立西洋美術館の「松方コレクション」や国立科学博物館の「恐竜博」の方が長い行列が出来ていました。

で、肝心の展示内容ですが・・・日中文化交流協定締結40周年記念という事で、期待が大きかったせいか?今一つな感じ・・・悪くはないのですけど、普通の展覧会といった感じでした。
横山光輝氏のマンガやNHKの人形劇なども展示されていたし・・・沢山の矢を天井から吊るして赤壁の戦いを表したり、曹操のお墓の配置を表した空間とかで、お茶を濁していたような印象を受けました。
ちなみに、目玉の曹操のお墓の出土品も、本人が簡素なお墓を希望したという事で、目を見張るようなものはありませんでした。

そんななかで、チラシやポスターで取り上げられている、関羽像は素晴らしかったです。
あと、日本では志賀島の金印が有名ですが・・・似たような印が沢山展示されていて・・・当時は、このような印が普通に使われていたのが判りました。

そういえば、志賀島の金印は「漢委奴国王」というように、三国時代の前の後漢時代のものでしたね。
ちなみに、三国時代といえば、その一国である魏の魏志倭人伝に載っている卑弥呼邪馬台国です。
そんなわけで、魏から送られたと言われている、三角縁神獣鏡に通じるような銅鏡も沢山展示されていました。

当然ですが、三国志に関わる展示というよりは、その時代の中国の文物の展示といった面が強かったです。
当時の人々の暮らしが判り・・・なかでも、魏、蜀、呉のそれぞれ文物に特徴があり、面白かったです。

なお、会場はカメラ撮影は全て自由だったので、スマホで何枚か撮影したのですが・・・個人利用に限るという注意があったので、残念ながら、ブログに載せる事はできません。

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「特別展 三国志」 チラシ、チケット、作品リスト