ハワイアンコア製のギター

昨日は、いつの間にかローズウッド全種が、ワシントン条約の規制になってしまった事を書きました。
正式な書類があれば、輸出入は大丈夫だそうですけど・・・今後は、ローズウッドを使ったギターの値上がりが予想されます。

昨日は、ローズウッドを使ったギターとして、フェンダー・ジャパンのオールローズ・テレキャスターを紹介しました。
ご存知のように、ローズウッドは重たいので、ボディ内部は空洞になっていますが・・・それでも重たいです。
肝心のサウンドは?と言うと、やはりソリッドな太い音で、通常のテレキャスターとはかなり違っています。
もっとも、これ1本でというのは無理のあるような感じで・・・サウンド・バリエーションとして使う程度のような気もします。

そんなことから、値段を考えると、オールローズウッドのギターって、あまり作られないのだと思います。
購入する人も、サウンドというよりは、ジョージ・ハリソンの影響が多いのではないでしょうか?
ちなみに、ジョージ・ハリソンも、使用したのは短期間で、手放してしまっていますね。

一方、意外と音が良いのがハワイアン・コア製のギターです。
そもそも、ハワイアン・コアって、マホガニーに近い感じの木材なので、温かみのあるサウンドなのですが、マホガニーよりは、高音も低音も出る感じです。
もちろん、重くありません。

ちなみに、ハワイアン・コアはワシントン条約の規制にはなっていないみたいですが・・・ハワイ州の出荷制限があるようで・・・やはり、生息地域自体が減っているそうです。
そのせいか、ウクレレ位なら問題が無いのですが・・・エレキギターの様な、大きな木材を入手するのは困難になっているみたいです。
こちらも、価格高騰が予想されますね。

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フェンダー・ジャパン 型番不明 1983年製
ハワイアンコア製のネック&ボディ、指板はローズウッド