ローズーズウッド全面規制

先日、お茶の水に行ったらヴィンテージ・ギターのタマ数は増えているのに価格が高騰している事について書きました。
ハカランダに限らず、今となっては希少な木材を使っていたヴィンテージギターは、今後も値上がりが続きそうです。

先日、気づいたのですが・・・いつのまにか、全てのローズウッドがワシントン条約の規制の対象になってしまったみたいですね。
もちろん、インディアン・ローズウッドについては、今の所、資源が枯渇する恐れはないそうですが・・・近年、話題になっていたハカランダ代用の近い種類のローズウッドが絶滅危惧種になりそうだとか・・・

それなら、それらの希少品種のローズウッドを規制すれば良いのでは?と思うのですが・・・インディアン・ローズウッドと偽装して取引する業者が多いため、ローズウッド全面規制になってしまったそうです。

なんか、捕鯨問題で、日本商社がIWC未加入国が採った鯨肉を魚肉として輸入し、国内では調査捕鯨で捕った肉として流通させていたため、調査捕鯨は隠れ蓑として使われるから全面禁止と主張された事を連想してしまいました。
このような利益重視の一部業者の行為によって、多くの人が迷惑をこうむるのは、困ったものです。

現状、正規なインディアンローズウッドであることを証明する書類があれば、輸出入できるそうですが・・・面倒になった事は否めませんね。

そういえば、以前からフェンダーのオールローズ・テレキャスターの価格は高騰していましたが・・・この状況なので、フェンダー・ジャパンや他メーカーで作られたオールローズ・テレキャスターの価格も、さらに高騰しそうですな雰囲気ですね。

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フェンダー・ジャパン TL69-150 1997年製