昨日は、ガリアンのギターを紹介しました。
南洋材は、年間を通して同じように成長するから、木目や杢目が出にくいという説もありますが・・・
コテコテの南洋材と言っても良いハワイアン・コアには木目や杢目がよく現れます。
最近では、キルテッド・マホガニーを使ったことをうたったギターもあるのですが・・・
そもそも、マホガニーの杢はメイプルやハワイアン・コアに比べて派手ではないので、昔はあまり気にしていなかったのではないでしょうか?
良く見ると、ヴィンテージ・ギターの中には、時々、ネックやボディのマホガニー材に杢が入っているものがあります。
ちなみに、ハワイアン・コア製のスタイル5Kは1922年から1940年まで製造されていましたが、マホガニー製のスタイル5は1941年と1942年の2年間しか製造されていません。
そのため、現存するマホガニーのスタイル5はほとんどありません。
もっとも、この当時に使われていたハワイアン・コア材はマホガニー材に似ていたので、トラ杢のマホガニー製のスタイル5がハワイアン・コア製のスタイル5Kと間違われている可能性もあるのではないか?と推測しています。