ガリアン・ギター

<昨日、投降した記事がサーバーエラーになってしまったので、再度投稿します>

昨日、ジャック・ジョンソンのコンサートでジャクソン・ブラウンが共演したことを書いたのですが・・・
先日まで、ギターの杢目とかについて書いていたこともあって・・・ジャクソン・ブラウンが1970年代に愛用していたギターのガリアン(Gurian)を思い出しました。

ガリアンは、ジャクソン・ブラウン以外にも、当時はポール・サイモンボブ・ディランジョーン・バエズ等も使用していました。

フォーク・ブームのあった、1960年代~70年代にかけて、ガリアンをはじめ、ホワイトブックギャラガー、モスマン、ハープトーン、グラマー等、多くのアコギ・メーカーが登場しました。
これらはどれも、特徴があって良いギターなのですが、残念なことに、多くはアコギが不人気となった1980年代には無くなってしまいました。

これらのメーカーの多くはマーチンのドレッドノートを元にしていて、装飾の凝った物が多かったのですが・・・
クラシック・ギター出身のマイケル・ガリアンの作りだしたギターは、独特な丸みをおびたボディとインレイも無い簡素な仕様が特徴です。

始めて見たのは、プレイヤー別冊の「ザ・ギター」という本に、ジャクソン・ブラウンのギターとして載っていたのですが、それにはピックガードもついていなかったので、そのシンプルさが印象に残りました。

後に、楽器屋さんで、J-Mという、ジャンボ・サイズのマホガニー製のモデルを見つけて、弾いてみたら優しい音色だったので購入しました。

調べてみると、ボディの大きさは、サイズ1、サイズ2、サイズ3、ジャンボおよびクラシックがあり、材質はホンジュラスマホガニー、ハカランダ、インディアン・ローズウッド、コアの物があったそうです。

また、マイケル・ガリアンはギター・ビルダー向けの木材供給事業もやっていたそうで、そのせいか彼の作ったギターには良い木材が使用されているようです。
私の所有しているギターも、木目に沿って金色に輝くリボン杢と細かなトラ杢が美しいマホガニーが使用されています。

もっとも、ホンジュラスマホガニーでは貴重なリボン杢なのですが・・・・・
アフリカン・マホガニーではよく現れる杢目のため、安いギターで目にすることが多いので、有難味が薄れてしまいますね。

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Gurian J-M

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Gurianのバック
リボン杢と細かなトラ杢のホンジュラスマホガニー

イメージ 3
1990年頃のグレコ レスポール・ジュニア・モデル
リボン杢が現れたアフリカン・マホガニー