ガリアン

昨日は、新しくても良い音がするギターという事で、Nik Huberのflying Dolphinを紹介しました。
超一流の職人が、最高の材料を使ってハンドメイドすれば、オールドと比べても遜色のない音色のギターができます。

もっとも、価格的にもオールドと比べて遜色が無いぐらいになってしまいますし・・・オールドの持つ音色とは違った、新しい音になってしまいます。
まあ、オールドの音が好きか、新しい音が好きかは、個人の好みになりますし・・・マッチする楽曲も異なります。
よく、ギターは作られた時代の音を反映するといいますが・・・未だに、オールドのギターを使って演奏された曲が多い事を考えると、その守備範囲は広いといえるでしょう。

ところで、最近はオールドのギターがとても高価になって・・・1980年代の物まで、値上がりしています。
ちょっと前には、アコギの方がオールドの出物も多く、それほど値上がりしていなかったのですが・・・こちらも、マーチンやギブソンなんかは、かなり値上がりしているみたいです。

ちなみに、出物が多かったのは、アンプラグド・ブームの時に購入したギターを手放す人が多くいたからだと言います。
そのせいか、アンプラグド・ブームの時に話題になったマイナーなメーカーのアコギは、安く売られている事があります。

で、最近、購入したのは、ガリアン(グリアンと呼ぶ人もいる)というメーカーのJR(ジャンボサイズ、ローズウッド)というモデルです。
ガリアン自体は、1970年代のメーカーで、ポール・サイモンボブ・ディラン、デビッド・リンドレー、ジョーン・バエズなんかが使っていましたが・・・特に、私の好きなジャクソン・ブラウンが愛用していた事で有名です。

アンプラグド・ブームの時に、1970年代のギターが再び注目を浴びて輸入されるようになり・・・その頃、私もJM(ジャンボサイズ、マホガニー)というモデルを購入し、結構気に入っていました。
その後、売っているのを見かけなかったのですが・・・最近、売りに出されているのを見つけ、それもローズウッド材のジャンボボディだったので、思わずボーナス払いで購入してしまいました。

サウンドは高品質ですが、最近のギターとも、オールドのギターとも違い、1970年代の音がします。
ちなみに、マホガニー・ボディのJMの方が、私の好みの音かな。

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Gurian JR 1972年製


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Gurian JM 1980年製