スティル・オン・ザ・ラン

昨夜、なんとなく頭が痛かったので、熱を測ったら微熱があり、風邪がぶり返しそうな感じです。
そんな訳で、今日はどこにも行かず、家で寝正月でした。

そこで、先日、初回限定生産のオマケのテレギブのフィギュアを紹介したDVD「スティル・オン・ザ・ラン~ジェフ・ベック・ストーリー」を観る事にしました。

先日公開された、エリック・クラプトンの映画「12小節の人生」は、人間の内面まで描いた良い出来でしたが・・・このDVDは、そこまで踏み込んではいません。
しかし、ビデオ作品としての出来とは別に、貴重な映像や証言など、見どころ満載なのは確かです。
特に、ギタリストという点に興味があるのなら、余計な事を描いていないので、こちらの方がお勧めです。

そういえば、ヤードバーズをクラプトンが辞めた理由について、「12小節の人生」や通説では、クラプトンがバンドのポップ化に嫌気がさしたという事でしたが・・・「スティル・オン・ザ・ラン」では、バンドの新しいギタリストという事で、ベックの名前が挙がっていたので・・・クラプトンが、そのギタリストの演奏を観に行ったら、彼の方がバンドに合っていたので、自分はお払い箱だと悟ったなんて、話をしていました。
真相は不明ですが、ヤードバーズには、ベックの演奏の方が合っている気がしますね。

また、ベックがローティーンの頃、姉に同じような自作ギターを作ってる子がいると言われて、会いに行ったらジミー・ペイジだったそうです。
そして、ロックンロール・ホール・オブ・フェイムにベックが殿堂入りした時、プレゼンターがペイジだったとか・・・そして、その記念のセッションで二人が演奏した「移民の歌」が素晴らしかったです。
ベックのギターが歌のメロディーを弾いたのですが・・・かつて、ロッド・スチュアートに代わるヴォーカルを追い求めていて、結局、ヴォーカル無しにたどり着いた答えがここにあるような気がしました。

余談ですが・・・ベックって、中指にスライド奏法用のボトルネックをはめているのですね。
最近、スチールギターに興味があるせいか?今まで気づかなかった事が気になりました。

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「スティル・オン・ザ・ラン~ジェフ・ベック・ストーリー」 ヤマハ・ミュージック・エンタテイメント