ロマンティック・ロシア

やっと年賀状を投函して、今日はクリスマス・イヴでもあるので、ちょっと街へ出かける事に・・・
で、面白そうな展覧会でもないか?と調べて・・・Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている「ロマンティック・ロシア」展を観に行ってきました。

実は、この展覧会の目玉であるクラムスコイの「忘れえぬ女」は、以前も観た事があるので・・・そんなに興味は無かったのですけど・・・現在、開催されている展覧会で、面白そうなものは観てしまったので・・・これにしたのです。
そういえば、この展覧会のコピーは「忘れえぬ女」のアップの写真に「また、お会いできますね」ですね。

やはり、他の展覧会の方が人気があるのか・・・・Bunkamura30周年記念という割には、会場は、それほど混んでいませんでした。
特に、クリスマス・イヴだし、展覧会のタイトルもあり、男一人で観に来ている人は少なかったですね。

印象に残ったのは、ロシアの自然・・・人物画や都市を描いたものでも、背景にロシアの大地を感じさせるものが多かったですね。
風景画は、なんとなくバルビゾン派の絵を連想したのですけど・・・年代的には半世紀位遅れているみたい・・・印象派っぽいタッチの絵も、年代をみると、やはり半世紀位後で・・・当時は、そんなに流行が伝わるのに時間がかっかたのでしょうか?

人物画では、以前観た事があるとはいえ、やはり「忘れえぬ女」は、抜きんでている印象がしました。
同じ画家の、「月明かりの夜」も良かったですけど・・・個人的にはカサートキンの「柵に寄り掛かる少女」も良かったです。

ロマンチックな作品を集めたせいか?ロシアの気候のせいか?・・・地味な色彩の作品が多く、南仏を描いたような強烈な色彩の作品がなかったようで・・・ワクワクするような作品はなく、落ち着いた感じがする作品が多かったです。

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「ロマンティック・ロシア」展 チラシ、作品リスト、チケット