「印象派への旅」展

今朝、雨が降っていたのですが、すぐに止んだので、午前中は庭木の手入れをしました。
塀に登って高い枝を切っていたのですが・・・そのうち風が強くなってきて、ちょっと危ない感じ・・・雨もポツポツと降ってきたので中止しました。

そんな訳で、また展覧会でも観に行こうと思って・・・ネットで調べて、渋谷文化村で開催している「印象派への旅」展を観に行く事にしました。
連休最終日で混んでるかと思いましたが、それほど混んでなく、すんなり入場できました。

この展覧会、副題に「海運王の夢 バレル・コレクション」とあるように、イギリスの海運王であるウィリアム・バレルが収集した美術品を展示しているそうです。
なんでも、、「大気汚染の影響が少ない郊外に作品を展示すること」「国外に持ち出さないこと」という条件がついていたそうで・・・初めて見る作品が多かったです。

ゴッホセザンヌルノワールブータンシスレークールベ、マネ、ミレー、ピサロ等、有名な画家達の作品が展示してありますが・・・特に有名な作品というのはありません。
通常、有名な作品があると、そこに人だかりが出来て見るのが大変という事があるのですが・・・今回は、そんな心配は不要です。
一応、ドガの「リハーサル」という作品が、展覧会の解説では門外不出の名画という事になっていますが・・・それほど、素晴らしいとは思えませんでした。
もっとも、どれも一定水準以上の粒ぞろい、バレルの審美眼は確かなようで・・・単なる、金持ちの道楽という訳ではないのが分かりました。

意外だったのが、コローの「耳飾り」という、胸をはだけた女性の絵です。
コローって風景画が有名ですけど、人物画も素晴らしいのは知っていました・・・けれども、コローのモナリザと言われる「真珠の女」のような素朴な女性の絵というイメージがあったのですけど、こんな絵も描くのですね。

それと、アンリ・ル・シダネルの「雪」という作品・・・雪の雰囲気を点描を使って上手く描いていたのが印象的でした。

そんな感じで、この展覧会、あまり期待していなかったのですが・・・結構、良かったです。

という訳で・・・今回の10連休・・・あちらこちらの展覧会を観て有意義に過ごしたのですけど・・・予定していたほど、庭木の手入れが出来なかったのが、ちょっぴり心残りでした。

イメージ 1
印象派への旅」展 チラシ、チケット、作品リスト