中古住宅問題

昨日は、週末に放送されたNHKスペシャル人生100年時代を生きる」の第2回「命の終わりと向き合うとき」について書きました。
終末期医療で、延命措置をするか?というのは本人や家族、さらに医療施設でも大きな問題となっていますが・・・本人らしい最期を迎えさせるようにしてあげるのが大切なようです。

高齢者にかかわる問題としては、日曜日に放送されたテレ朝「ビートたけしのTVタックル」の住宅問題も重要ですね。
ちなみに、番組のテーマは「ど~する!?売れない不動産 住宅政策はもう破綻!?ニッポン住宅大問題SP 」というセンセーショナルなものでした。

なんでも、高齢者が介護施設に入所したり亡くなったりして、相続者がその住居を売りに出しても、買い手がなかなかつかないそうです。
その結果、1円とか格安で売りに出される物件も多いとか・・・番組で紹介された物件では、まだまだ十分に使えそうな物件ばかりでした。
もちろん、中古住宅は格安といっても、耐震基準が古かったり、リノベーション費用がかかるなどの問題があるそうです。
こんな状況だから、いわゆる空き家問題も深刻化しているのかもしれません。
ちなみに、我が家も、現在一人で住んでいるので・・・私が、もし施設に入るとか、死んだりしたら、空き家になってしまうと思うと、ちょっと悲しいですね。

一方で、新築住宅の建設は増えており・・・政府も、消費税導入前の駆け込み需要など、景気対策の一環として、補助しているとか。
このような政府の姿勢からも、空き家や中古住宅は増える一方だそうです。

反面、単身の高齢者が賃貸住宅を借りようとしても、身体的な懸念や金銭的な懸念から、なかなか貸してくれる大家さんが見つからないという問題もあるようです。
じゃあ、そんな高齢者に格安の中古住宅を・・・と、思ったのですが、使い勝手や上記の耐震安全性の問題から、そう上手く行かないみたいです。

やはり、政府は、新築を増やす事より、中古住宅に対して安全性や使い勝手が良い様にリノベーションする方に補助を出す事に補助金を出すなど、注力してもらいたいと思います。