空き家問題

昨日は、大手コンビニで食品ロス対策として売れ残り食品にポイントを付ける等が行われる事を書きました。
日本は食料自給率が低いくせに食品ロスが多いという矛盾を抱えていますが・・・消費者の意識だけでなく流通過程や販売店の都合という問題もあるようです。

食品ロスについて、日曜日のテレ東「池上彰ニッポン先取り」で、商店が売れ残りになりそうな食品を登録し、それを見た人が無料で貰えるというアプリを紹介していました。
当然ですが、商店としても捨てるよりは、誰かに食べてもらった方が良いですね。

そういえば、その番組で、空き家問題についても、面白い取り組みが紹介されていました。
古い空き家をお化け屋敷として再利用するとか・・・地方の古民家をIT企業などのオフィスとして利用してもらうなど・・・一番ユニークだと思ったのが、街全体でホテルの一室として利用する方法です。
つまり、空き家が多い地域で・・・1軒の空き家がフロントとして再利用されており、そこでチェックインすると、近くの空き家を再利用した部屋を案内されるのです。
よくリゾート地で、数軒のコテージが部屋となっていて、チェックインすると、コテージに案内されるのと似ていますね。
で、今回の例では、ホテルの部屋として使われる空き家が数軒あり・・・食事は、近所の飲食店にて朝晩の料理が提供されるそうです。
来日外国人問題で民泊とかするよりも、有効な解決策のような気がします。

もっとも、空き家が増えた理由の一つである・・・持ち主が亡くなって、所有主がはっきりしないという場合には、このような空き家の有効活用は無理ですね。
例えば、持ち主が判っていて、更地にすると税金が高くなるので、空き家のままにしてあるという場合には、このような解決方法は良いと思います。

ところで、今日、叔母が特別養護老人ホームに入所している母の面会に行くというので、案内したのですけど・・・我が家の近所にも空き家が結構あるので驚いていました。
叔母が住んでいるのは、都心の繁華街なので・・・空き家になっても、すぐに売れて新しいお店に建て替えられることが多いようです。

そう考えると、空き家がある場所によっては、ホテルやオフィス等として利用できますが・・・我が家のような普通の住宅地では、更地にして駐車場も難しいだろうし・・・このまま空き家が増えてしまうのかもしれません。