タワー・マンションの将来は?

今日、帰宅してテレビを点けたらNHKで「クローズアップ現代+」を放送していました。
以前、19時台に放送していた時は良く視ていたのですが・・・プラスになって22時台に移ってからは視ていなかったので、久しぶりという感じです。

今日のタイトルは「”都会のマンション”に異変!あなたはどうする?」というもので・・・なんでも、タワー・マンションの建設ラッシュは続いているものの、都会のマンションでは空室が急増しているそうです。
今まで気にもしていませんでしたが・・・考えてみれば、空き家が問題となっているのですから、マンションで空室が増えていなかったら変ですよね。
おそらく、空き家だと、一見して判るのですが・・・マンションの空室は判りづらいので、これまで、あまり問題になっていなかったのでしょう。

外国人が購入していたり、高齢になって別の所に住んでいる等の理由で所有者が不明というケースだけでなく、相続放棄などで、所有者がいないなんてケースもあるようです。
当然、管理費なんて、払っていないので・・・マンションの維持にも影響が出ているようですが・・・所有者を探し出したり、所有者が居ない場合に裁判所へ申請して空室を売却するのにも費用がかかってしまうとか。
それ以外にも、管理組合が専門家ではなく一般住民のため、修繕積立金が足りないなんて問題も発生しているみたいです。

そういえば、マンションの場合、共用部の大幅な修繕をする場合など、住民全員の合意が必要なのですが・・・余計な出費を嫌がって、今のままで良いなんて言う人もいるそうです。
マンションを購入する人に、老後は便利の良い処に住みたいなんていう高齢者が多いのも要因だと思います。
若い人と違って、それほど長きにわたって住む気もなく、老後の資金を使いたくないという気持ちがあるのでしょう。

現在、こういった問題が発生しているのは、古いマンションなのですが・・・タワー・マンションは、従来のマンションより、はるかに入居住人が多いです。
将来、老朽化が始まったら、住民全員の合意を得るのは、さらに困難になる事が予想され・・・オマケに、行方不明の所有者等もはるかに多くなると思われ・・・問題が、深刻化しぞうです。
こうなると、憧れのタワーマンションってイメージが崩れてしまいますね。