終の棲家はどこに

一昨日、昨日のNHKスペシャルは「人生100年時代を生きる」というシリーズでした。
現在、母は特別養護老人ホームに入所して、一応落ち着いていますが・・・介護で苦労している身としては、とても興味深い内容でした。

まず、一昨日は「終の棲家はどこに」というタイトルで、「サ高住」と言われるサービス付き高齢者向け住宅について、主に取り上げていました。
サ高住の厄介になった事はありませんが・・・母が老人保健施設に入っていて、なかなか特別養護老人ホームの入所が決まらなかった時は、ちらっとサ高住の入所も考えた事があります。

そういえば、母の入っていた老人保健施設の入所期間は、基本3か月で、延長すると6か月まで入所する事ができたのですが・・・同じ老人保健施設に入所していて、入所期限がきたため、サ高住へ移った人もいました。
なかには、料金が高いサ高住へ入れずに・・・期限が来るたびに他の老人保健施設と行ったり来たりしている入所者もいましたが・・・家族に、もうあちこち行きたくないと愚痴を言っていたのを覚えています。

そんなわけで・・・サ高住の方が特別養護老人ホームよりも料金が高いのですが・・・期限が来たら、母をサ高住へ入れるのもやむをえないと思っていました。
幸い、延長期間の申請をした頃に入所できる特別養護老人ホームが決まったので・・・具体的に、サ高住へ移る検討にまでは至りませんでした。

ところで、我が家の辺りは、昔の新興住宅地だったため、当時、家を買った人が皆高齢者となったため、ここ10年ぐらいでサ高住がどんどん建っています。
そのおかげで、母の入所している特別養護老人ホームの職員がどんどんヘッドハンティングされて、流出している状況です。

そんなことから、サ高住はお金持ちが行くところのようなイメージがあったのですが・・・番組を視たら、結構、内情は大変みたいですね。
そもそも、サ高住は軽度な要介護者を対象にして計画されたので・・・重度の要介護者でも、特別養護老人ホームが一杯で、やむを得ずサ高住に入った人は、十分なサービスを受けられないようです。
母も重度な要介護者なので・・・改めて、早く特別養護老人ホームが決まってラッキーだったと感謝しました。

なお、昨日の番組は、「命の終わりと向き合うとき」というタイトルだったのですが・・・長くなったので、それについてのコメントは明日書くことにします。