盗聴

先ほど、テレ東の「ビートたけしのTVタックルSP」という番組を視ていたら、詐欺などの悪質手口を特集していました。
その中で、盗聴についても取り上げていたのですが・・・私の会社の人でも、盗聴器の被害に遭った人がいた事を思い出しました。

その人は、神奈川県にある某有名大学に常駐してネットワークの運用保守を行う業務を行っていました。
ちなみに、勤務先がその大学に変わったため、近くにアパートを借りたそうです。

しばらくすると、その大学の職員達の会話に、自分の事が登場しているのに気づきました。
それも、その人達に話した事のないような出来事が話題になっているのに驚いたそうです。
そのうち、家で妻と話しただけの事も、職員達の会話に出てきたのです。

で・・・これは、絶対、盗聴されていると、上司に相談したのですが・・・当然ながら、上司は思い過ごしだとと取り合ってくれなかったそうです。
しかし、諦めきれなかった彼は・・・秋葉原に行って、番組で登場したような、盗聴器の存在を調べる装置を購入して、アパート内を調べたところ・・・盗聴器が見つかったそうです。

今回、番組で見つかった盗聴器は、増設コンセントに組み込まれたものでしたが・・・彼の家にあったのは、ノート・パソコンのACアダプターだったそうです。
ちなみに、ずっと使う盗聴器は電源が必要なため・・・このように、いつもコンセントに刺さっていても不思議でないものに、組み込まれてケースが多いそうです。

番組では、盗聴されていても、犯罪として立証できないと言っていましたが・・・彼の場合も、警察に相談したけど、職員が会話していたというだけでは立証できない、と言われたそうです。
結局、彼は職場を変えてもらい・・・その大学には、遠隔地から通っている社員が、後釜で行く事になりました。

番組で、増設コンセント型の盗聴器は普通に市販されており、AとかBとかの周波数を表すシールが貼ってあると言っていましたが・・・昔はスパイ映画でしかありえなかった、盗聴という行為が手軽になり・・・身近におきるようになっているのですね。
気を付けなければ・・・と、思ったのですが・・・別に、家で他人に隠すような事を喋っていませんでした。