今日の番組の冒頭で、その北朝鮮の発表に触れたナレーションが入りましたが・・・番組の制作には、かなり時間がかかるので、既に完成した番組に付け加えたのでしょう。
なんとなくNHK職員が、発表のニュースを聞いた時の、慌てぶりが目に浮かぶようです。
それぐらい、予想外の発表だったのですが・・・その意図を素直に受け止めて歓迎する意見と、疑いを持ってみる意見に分かれています。
おそらく、後者の方が正しいと思うので・・・結果として、発表に惑わされる事なく制作したため、番組としては、これで良かったのではないでしょうか?
あの発表は、他にも、核開発と経済建設を同時に進める「並進」路線から経済発展に重点を置くことや、周辺国や国際社会と緊密に連携、対話していく方針も述べられています
まさに、経済発展なんかよりも、核開発を優先する意図・・・39号室が世界中で麻薬など違法な事をしてまでも、外貨を稼ぐ必要性は何だったのか?
今日の番組で取り上げた、サイバー攻撃部隊による核技術などのハッキングなんかも、対話路線を目指すとは思えません。
つまり、経済発展や対話路線を目指すという点も、詭弁なのでしょう。
先日、放送された第1集で語られたように、金正恩委員長は暴君ではなく緻密な戦略家らしいですが・・・兄や親族までも壁で粛清する人間だという事も忘れてはいけません。
もっとも、そのような優秀な人間だから・・・外交で上手く立ち回る自信があるのでしょう。
ひょっとしたら、会談の場に引きずり出したことは、彼の自信のミスをついて野望を諦めさせるチャンスなのかもしれませんね。