スポーツとナショナリズム

今日は、昨日、右側の腰が痛くて途中で挫折した、庭木の枝切りの続きを行いました。
枝を切るのは、なんとか出来るのですが・・・落ちた枝をまとめて、ゴミ袋に入れるのが、やっぱり辛くて・・・結局、適当に切り上げました。

ところで、昨日は、池上彰の番組で取りあげていたソビエト連邦について書きました。
私なんか、生まれた時から、ソ連は存在していたので・・・それが崩壊するなんて、思っていなかったですね。
社会主義にも良い点はあると思うのですが・・・壮大な実験だったのかもしれません。

今日も、テレビ番組についての話題です。
昨日の、テレ朝「ビートたけしのTVタックル」は、2年後にせまった東京オリンピックについて取り上げていました。
また、NHKスペシャルでも、東京オリンピックにむけたTOKYOアスリート・シリーズの「卓球 驚異の10代」というタイトルでした。

どうやら、先日のアジア大会の結果が良かった事もあり、東京オリンピックに向けて、メダル・ラッシュの期待が集まっているような気がします。
しかし、東レ パンパシフィックオープンの大坂なおみ選手のように、過剰に期待をかけすぎるのは、かえって逆効果のような気もします。

そもそも、サッカー・ワールド・カップなんかで判るように・・・良く知った会場で戦えるなど、開催国は有利で実力以上の結果を出しやすいのです。
日本以外の国の選手は皆、アウェーなのですから、過剰に応援しなくても日本選手はそれなりの結果が出ると思います。

そういえば、TVタックルで、ランニングシューズなどの道具の進化や、コーチなどの指導の仕方が科学的で変わってきている事を話していました。
その意味では、資金力があって、良い道具を揃えたりや優秀なコーチを雇える国が有利なので・・・日本は恵まれているのです。

ちなみに、ソビエト連邦などの社会主義国国威発揚のため、国を挙げてスポーツで勝つ事に力を入れています。
卓球で日本の10代が強くなったのも、中国の指導方法などを取り入れた結果といえるでしょう。
そういえば、ロシアのドーピング問題なんていうのもありましたが・・・これも、ソビエト時代のスポーツに対する意識を受け継いでいるからのような気がします。

そういった意味では、スポーツの強化に力を入れる日本政府や、昨今の行き過ぎたメディアの取り上げ方って、どうなの?って、思ってしまいます。
もちろん、日本選手の活躍は嬉しいですけど・・・国民のナショナリズムを強めようとして欲しくはありません。

東京オリンピックでは、日本選手でなくても、頑張ってる選手に応援したいものだと・・・スポーツに縁が無くて、腰が痛い私は思ったのです。