下諏訪宿本陣

先ほど、テレ東の「開運!なんでも鑑定団」を視ていたら、下諏訪の「聴泉閣かめや」という旅館が登場していました。
ちなみに鑑定品は、かつてこの宿に泊まった芥川龍之介が書いたラブレター?でした。

外観の映像が流れた時、なんか見覚えのある旅館だな・・・と、思っていたら・・・現在は、特別養護老人ホームに入っている母と泊まった事のある旅館でした。
確か、母が皇女和宮に興味を持っていて、中山道を辿ってみたいと言ったので、車で連れて行ったのです。
で、あの旅館は、かつて本陣で、多くの文人も泊まった事がある由緒ある宿だというので、泊まる事にしたのでけど・・・結構、安かった記憶があります。

番組に登場した、現在のオーナーによると・・・5年前に経営が悪化したので、下諏訪の文化財を残そうという事で、経営を引き継いだそうです。
その際、旅館に残された沢山の骨董品については詳しい説明を受けていないため、鑑定団に来てもらって全て鑑定してもらい、その価値が知りたいとも話していました。

という事で、私と母が泊まったのは、10年以上前なので、経営が悪かった時期だったのでしょう。
ちなみに、泊まったのは、番組にも登場した、襖に富士山の絵が大きく書かれた部屋で、なんでも島崎藤村が「夜明け前」の執筆をした場所だそうです。
私達が泊まった旧館の他に新館があって・・・新館の方が宿泊料が高かったと思いますが・・・個人的には歴史がある旧館の方が趣があって良いと感じました。

また、宿に着いて、最初に案内されて、お茶が出されたのも、番組に登場した皇女和宮も休んだという上段の間で・・・母が、皇女和宮が座った席に座って撮った写真が残っています・・・当時は、そんな感じで、貴重な文化財でも、それほど大切に扱われていない感じでしたが・・・今は、どうなんでしょうか?
まだまだ、他にも貴重な文化財が遺されていそうですから・・・番組登場をよい機会にして、それをもっとアピールすれば良いと思います。

そういえば、あの宿の隣に、下諏訪宿の本陣岩波家があるので、そちらも見学に行った記憶があるのですが・・・どうして、本陣が旅館かめやと岩波家に分かれているのか?よく判りませんね。