オーディオ危機

ネットに「CDって無くなるの?」という記事がありました。
以前、近所のCDの売り場が減っているという事を書きましたが・・・結構、本場アメリカでは深刻な状況のようです。

なんでも、売り上げが急落して、世界最大の家電量販チェーンでCDの取り扱いを止めたとか、自動車メーカーが車載CDプレーヤーを止めたとか・・・このまま、カセットテープのような隙間商品になりそうという事です。

CDが発表されたのが1982年だそうなので・・・35年ぐらい経っているから・・・移り変わりが激しい家電業界では、結構、長い間一線で活躍していた方だと思います。
そういえば、MDなんて、あっという間に無くなってしまいました。

もっとも、その前の主役であるレコードは、最近復権しているとか・・・すごく息が長いですね。
ちなみに、我が家にも若い頃に購入したレコードが大量にあります。
ハッキリ言うと、CDは扱いやすいけど・・・レコードの方が音が良いから、復権しているのだと思います。

で、ダウンロードした音楽は、CDよりも音が悪いです。
それに、CDの息の根を止めたのは、ダウンロードではなく、聴き放題のストリーミングが増えているからという事で・・・明らかに、音の良し悪しよりも使いやすさの方が重要視されているような気がします。

新しい規格が出てくるのは仕方ないけど・・・音楽好きにとては、なんで音質重視にならないのか?と思ってしまいます。
昔、レコードを購入した時は、ステレオの前で耳を澄ましてじっくり聴いたものですけど・・・今や、音楽は何かしながら、バックで聞き流すものになってしまいました。

あと、若い頃は、スピーカーはダイヤトーンとか、プレーヤーはデンオンとか・・・ステレオ・コンボをあれこれ揃えていたのですが・・・私に限らず、まわりの若者はそれなりにオーディオ製品にお金をかけていました。
こういったオーディオ製品も、今は、少数のオーディオ・マニアだけが拘るだけになってしまったようですね。