ベンチャーズ・モデル

先日も書きましたが、ネットオークションで洋楽CD100枚を500円で落札しました。
で、そこに入っていたアルバムをあれこれ聴いているのですけど、自分ではCDショップで買わないようなものがあって、結構、面白いです。

その中にあった1枚が、ベンチャーズのベスト盤です。
もちろん、ベンチャーズは有名だし、子供の頃、ラジオから流れているのを聴いた事もありました。
でも、世代的には、多くの若者がベンチャーズに夢中になった、いわゆるエレキ・ブームの年代よりは後になるので、そんなに興味があった訳ではありません。

私がギターに夢中になった頃は、既に、クラプトン、ベック、ペイジが3大ギタリストだったし、ジミヘンは既に死んでいたので・・・彼らに比べると、ベンチャーズサウンドは古いといった感じでした。

そして、彼らのルーツを探るように、時代をさかのぼってヤードバーズ等の60年代の音楽も聴くようになっていたのですが・・・それらは、ベンチャーズサウンドほど古いという感じはしなかったです。
おそらく、大きな違いは、その後のロックの主流となった、ブルースの影響を受けたサウンドでは無かったというのが大きな要因なのかもしれません。

改めて、ベスト盤を聴いてみると・・・クリーンなサウンドで、ポップス的な分かり易いメロディ、ちょっとテクニカル感のあるギターという感じで・・・ロック的なエモーシャル感に欠ける気がして、個人的には、BGM的に聴くのには良いといった感想です。

あと、モズライトのベンチャーズ・モデルって、やはり、ベンチャーズの音楽のためにあるギターだという事を再認識させられました。

実は、ベンチャーズって、そんなに好きではないのですが・・・モズライトの、ベンチャーズ・モデルは、結構、好きなギターだったのです。
ちょっと、ストラトキャスターに似ていて、楽器としてのクオリティはかなり高いのですが・・・ストラトキャスターに比べれば、未だヴィンテージが入手し易いです。
昔は、どうせヴェンチャーズのコピー・バンド向けのギターだろうと思っていたのですが・・・ヴィンテージを弾く機会があって、その良さを知りました。

もちろん、ベンチャーズをコピーするには必需ですが・・・他のジャンルの曲を弾くにも、結構良いので・・・もし、弾く機会があれば、試してみてください。

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「あなたが選んだ ベンチャーズ・ベスト・ヒッツ!」 東芝EMI

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モズライト ヴェンチャーズ モデル 1965年製
黒に見えますが・・・インク・ブルーというフィニッシュです。