COP23の行方は?

今日は、北風が強くて朝晩は寒かったですね。
通勤の途中に通る戸山公園も、落ち葉が舞っていて、すっかり、晩秋という感じでした。

我が家の庭も、週末には掃かなければダメな位、いつの間にか落ち葉が溜まっています。
歳をとったせいか、このような四季の移り変わりを実感できるのは、幸せな事だと思う様になりました。
もし、一年中花が咲き乱れるような常夏の地域だったら、四季を楽しめなくて、自然の味わい深さを感じられないような気がします。

もっとも、地球温暖化は着実に進行しているようで、世界気象機関(WMO)の発表によれば、2016年の二酸化炭素濃度は、前年比の増加率が過去最大になったそうです。
つまり、私たちの身の回りのあちらこちらで、省エネ対策が行われているように思うのですが・・・実際には、温室効果ガスの発生は増えているという事になります。

現在、ドイツのボンで地球温暖化対策のCOP23が開催されていますが・・・アメリカが、改めてパリ協定から脱退する事を表明して、非難が集中しています。
先日、訪日して歓待を受けたトランプ大統領は、地球温暖化なんて、でっち上げだ。と語っていますが・・・産業革命以降、二酸化炭素の濃度は45%以上増加したそうです。
現在、トランプ大統領が訪れている中国は、パリ協定に留まっていますが・・・中国も、経済を優先する傾向なので、果たして、ちゃんと協定を実行するか?という疑念を感じてしまいます。

ちなみに、パリ協定では、産業革命以前に比べて気温上昇を2度未満に抑える事を目標にしていますが・・・その目標の達成も難しくなってきています。
平均気温で2度というと、大した事がないように思えますが・・・人間にとって、そんなに影響がなくても、、生える植物がまったく変わってしまいます。
当然、農作物にも影響が出て、地域の名産なんていうのも、様変わりしてしまうでしょう。

それに、この2度という目標は全世界の平均気温なので、地域によってはもっと気温差が大きいという事もあります。
このまま、抜本的な対策を打たないと、日本も常夏の国になってしまい、落ち葉なんて見られなくなってしまうかもしれませんね。
その前に、温暖化が進むと、ゲリラ豪雨とか竜巻のように天候が激しくなるので、季節を楽しめるような穏やかな天気自体が少なくなってしまうかもしれません。