バッファロー'66のサントラ

今日も、先日大量に購入したCDに含まれていた1枚の話です。
以前、「イージー・ライダー」や「卒業」のサントラの事を書きましたが、今日は、もう少し新しい映画「バッファロー'66」のサントラです。

バッファロー'66」はそこそこ好きな作品でしたが・・・普段、サントラ盤なんてショップで購入しないので、これを見つけたときは、へえ~サントラ盤があったんだって驚きました。

ご存知の方も多いと思いますが・・・「バッファロー'66」は、当時注目を浴びていたヴィンセント・ギャロが監督・主演で・・・そんなに大ヒットはしませんでしたけど・・・カルト的な人気の高い作品です。
ちなみに、サントラ盤も、映画では使われなかった曲が収録されていて、ヴィンセント・ギャロらしい、ちょっとこだわりのある内容です。

私は、映画の公開時に話題になっていたので、渋谷の映画館で見たのですが・・・小津安二郎に影響を受けたというカメラの使い方が印象的でした。
その反面、刑務所を出た男が、親にフィアンセを連れて帰ると電話してしまったため、若い女性を拉致して妻のフリをしろと強要し、両親に会いに行き・・・やがて、二人に愛が芽生える・・・というストーリーは、今一つ・・・男の身勝手な感じがした記憶があります。

サントラ聴いて思い出したのが、キング・クリムゾンの「ムーン・チャイルド」に合わせ、ボーリング場のレーンで、スポットライトを浴びて、拉致されたレイラがタップを踊るシーンです。
「ムーン・チャイルド」って、名盤「クリムゾン・キングの宮殿」の中では、そんなに目立つ曲ではないのですが・・・あのシーンには、まさにドンピシャで・・・その選曲の良さは、さすがにミュージシャンでもあるビンセント・ギャロの面目躍如といった感じです。
あのシーンを思い出すと、まさに、映画は総合芸術という感じがします。

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バッファロー'66 オリジナル・サウンドトラック」 メルダック


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バッファロー'66」 DVD ポニー・キャニオン