ロシア内戦

ニュースによると、今日はロシア革命100周年だそうです。
既にソビエト連邦が崩壊してしまい・・・いわゆる社会主義は、かつての勢いがなくなってしまいました。

そういえば、大学の通信教育で経済学の勉強をしていた時、教授が「今は、誰もマルクス経済学を勉強しない」と嘆いていましたっけ。
しかし、報道によれば、ロシア国内で調査したところ、ロシア革命を肯定的にとらえる人が全体の38%と増加しており、中でも18歳から24歳までの若者で増えているそうです。

ちなみに、100周年というのは、10月革命からなのですが・・・個人的に、ロシア革命というと、それに続くロシア内戦を思え浮かべてしまいます。
革命で権力握った社会主義赤軍に対して、旧ロシア帝国派や社会主義に反発する勢力が白軍となり戦ったロシア内戦が終結したときに、初めて革命が成功したといえるように思うのです。

ちなみに、このロシア内戦で亡くなった人は、第一次世界大戦で亡くなった人よりも多いという説もあるのに・・・何故か歴史では、あまり取り上げられません。
もっとも、亡くなった人の多くは戦死ではなく、避難民などの飢え死にや凍死だったという事で・・・シベリア等の都市で戦闘が行われると、避難民は何もない広大な大地を彷徨う事になってしまうのが、その原因だという話です。

そういえば、日本も、欧米諸国と一緒に、社会主義国家の出現を阻止しようと、シベリアに出兵しますが・・・これは、領土を狙っていたというのが本音だと思います。
結局、赤軍の抵抗により撤退するのですが・・・こちらについても、歴史上、あまり語られる事が無いですね。

思えば、日露戦争ロシア帝国崩壊の要因を作り・・・その成果のソ連建国を妨害していたなんて、ロシア革命における日本の関わりも深いですね。

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レーニン」の裏表紙
トロツキー赤軍の創設者&指揮者