最高裁判事

天気予報によると、台風の影響で、日曜、月曜と大雨のようです。
いよいよ衆議院選挙終盤ですが、今の国政を象徴するように、投票日も大荒れになりそうです。

なんでも、投票所が台風の避難所になってしまうかも・・・なんていう、市町村も多いとか・・・
一般に、天気が悪いと浮動票が少なくなるので、公明党共産党のように固定の支持者が多いところが有利のような気もしますが・・・今回の選挙は注目されているので、投票に行く無党派層も多いかもしれませんね。

反対に、注目を浴びていないのが、同時に行われる最高裁判事の国民審査選挙です。

それこそ、誰がなっても同じだろう・・・なんて、気もしますが・・・衆議院議員と同様に、日本の社会にとっては大きな影響があることは間違いないです。
特に、今回は、憲法改正衆議院選挙の争点になっているので・・・・憲法の番人と言われ、憲法違反の審査を行う人が・・・例えば、自衛隊の位置づけについてどう思っているか?とか・・・どんな信条を持っているかは大きいですね。

あと、原発の再稼働なんかも、選挙の争点になっていますけど・・・再稼働した原発を最終的に認めてしまうのは、最高裁判事になってしまいます。

そういえば、よくニュースになる一票の格差の問題もあります。
格差が大きくても、憲法違反としない判事だと、有権者の少ない地方の選挙区で強い政党が有利になってしまいます。

そもそも、最高裁判事は内閣が任命するので、与党に有利な考えの人が多くなってしまいます。
つまり、厳密な意味では、日本って三権分立では無いんですよね。
この内閣の人選をひっくり返せるのが、国民審査なのですが・・・実態として、国民審査でひっくり返される事がなかったので・・・自分の地位を守るためには、内閣に媚びを売るのは仕方がないかもしれません。

もし憲法改正のような与党の政策に疑問を持っているのならば・・・最高裁判事の国民審査に、何も考えずに投票するような事がないようにしたいものです。