衆議院解散について

ニュースによると、安倍首相が臨時国会冒頭での衆院解散を行うらしいです。
8月の内閣改造後も、臨時国会の開催に応じなかったため、野党は一斉に「森友、加計学園問題」隠しだと反発しています。

なんでも、離党者が続出する民進党の状況や小池都知事と連携する若狭衆議院議員の新党結成準備が整わない内に選挙を行おうという事らしいですが・・・その背景には、内閣支持率の回復があります。

しかし、安倍首相の支持率では無く、内閣支持率という点が問題で・・・実力者を集めた内閣への期待感がその数字となったという事を忘れてはいけません。
もし、臨時国会冒頭での解散となると、現憲法の元では初めての、国会の本格論戦を経ない新内閣による「沈黙の解散」となるそうで・・・野党は「仕事師内閣」ではなくて、「仕事しない内閣」だと非難しています。

そもそも、何故、憲法改正のための3分の2の議席は確保している現在、安倍首相が衆議院解散をする必要があるのかが?不明なところが気になります。
一体、それほどまでにして、足元を固める必要があるような事をしようとしているのでしょうか?

あくまでも個人的な憶測ですが・・・北朝鮮情勢を考えて、もしトランプ大統領が実力行使を行うような場合には、自衛隊も派兵できるようにしたいと考えているのではないでしょうか?
もちろん、集団的自衛権といえども、いざ自衛隊を派兵をするとなると、与党の中でも反対する議員が出てくるのは必至です。
そこで、なるべく賛成する議員の数を増やしたいと考えているのではないでしょうか?
実際問題、圧倒的に選挙で勝てる首相に、反対できる議員はあまりいないですから・・・

なんていうのは、考えすぎでしょうか?