グレッチのフラット・トップ

ここのところ、フルアコについて書いてきました。
やはり、ジャズという分野ではギブソンが強いみたいで・・・グレッチなんかは、カントリー・ミュージックにターゲットを変えてしまいました。

グレッチといえば、先日、ネット・オークションで珍しいフラット・トップのアコギを見つけて、安かったので、つい落札してしまいました。

グレッチのアコギといえば、エリック・クラプトンも使用したランチャーが有名ですが・・・似ているけど、こちらはタウン&カントリーという別のモデルです。

そもそも、ギブソンのJ-200に対抗するために、1947年から18インチ・ボディのシンクロマチック400Fと17インチ・ボディのジャンボ・シンクロマチック125Fというモデルが製造されていたのですが・・・1955年に製造中止になってしまいます。
(名前から判るように、シンクロマチック400Fはアーチトップのシンクロマチック400のフラット・トップ・バージョンという位置づけでした)

そして、ジャンボ・シンクロマチック125Fの後継機として登場したのが、このタウン&カントリーと、そのウェスタン・バージョンのランチャーです。
しかし、派手なデザインのランチャーに人気が集まったので、タウン&カントリーは1959年に製造中止になってしまいます。

個人的に、J-200のようなジャンボ・モデルが好きなのですが・・・特に、カントリー・ミュージックが好きという訳でもないので、かえって大人しめのデザインのタウン&カントリーの方で良かったです。
とはいっても、トライアングル・サウンドホールとか、金属のテールピースを使ったゴツいブリッジ等・・・これでも結構、派手ですね。

なお、このサウンドホールやブリッジのせいか、アーチバックのせいか、サウンドもカントリー向きです。

イメージ 1
グレッチ タウン&カントリー(6021) 1959年製
サムネイル・ポジション・マーカーは、1959年の1年間だけの仕様です。