書店ゼロ

ニュースによると、本屋さんが無い「書店ゼロの自治体」が420もあり、全国の自治体の2割強にのぼるそうです。
なんでも、書店ゼロの自治体は、わずか4年で1割増えたそうです。

最近、廃業する本屋さんが多いと思っていましたが・・・ここまで減少が進んでるとは思いませんでした。
ちなみに、大型書店は増えているそうなので、ちいさな本屋さんが減って、集約されているという見方もできるみたいです。

小さいお店が大規模店に集約されるというと・・・電気屋やカメラ屋なんかもそうでしたが・・・ついに本屋にまで及んできたのか?という感じですね。
もっとも、電化製品やカメラなんていう物は、頻繁に買う物ではないので・・・必要なときに、わざわざ、大規模店がある地域まで買いに行けば良いのですが・・・・本というと、暇なときに、ぶらっとお店に入って面白そうなものを買うという行動パターンがあるので・・・それが出来ないのは辛いですね。
あと、本屋さん独特の雰囲気も好きなのですが・・・私なんかだと、住んでいるのが書店ゼロの自治体だったら、とても耐えられないと思えます。

以前も書きましたが・・・通販で本を購入する事もできるのですが・・・それは、品数が豊富で、探している書籍があるときには便利なのですが・・・パラパラとページをめくって、面白そうだ感じる・・・いわば、本との出会いが無いので、新しいジャンルや作家を知る機会が乏しいように思います。

そういえば、レコード屋(CDショップ)も似た状況ですね。
私なんか、暇なときにぶらっとお店に入って、ジャケットを見て面白そうなCDを買う事があるのですが・・・こちらも、小さなお店が潰れて、大きなお店に集約されつつあります。
ひょっとしたら、レコード屋(CDショップ)が無い自治体も増えているのでしょうか?
こんな傾向が続くと思うと、ちょっと寂しく感じますね。

余談ですが…このニュースで、トーハンとか日本出版販売の調査なんて言っていましたが・・・学生の頃、地図の出版社でアルバイトをしている時に、日販とか東販とかに出荷していたのを思い出して、懐かしく思ってしまいました。