書店が減っている

ニュースによると、書店の廃業が増加しているそうで、去年は一昨年の1.5倍になったそうです。
確かに、私の周りでも、いつの間にか無くなってしまった本屋が何軒かあります。

ネットで読む人が増えたのが要因だと言われていますが・・・Amazonのようにネットで書籍を購入する人が増えているのも要因の一つでしょう。

私は本が好きなので、どちらも、とても残念な気がします。

ここで、本を読む事が好きと書かなかったのは、もちろん読む事も好きですが・・・本という存在自体が好きなのです。
以前、書いたことがありますが・・・私の両親は図書館に勤めていたので、物心がついた頃から家には本が溢れていたので、親しみがあるし・・・遺伝なのかもしれません。
ちなみに、小学校の頃、家に遊びに来た友達が、まるで図書館みたいだ、と言ったぐらい・・・家には、本が沢山ありました。

さらに、本屋という存在も好きなのです。
最近は、行く機会が減ったのですけど・・・・昔は、暇なときにふらっと本屋に入って、気になった本を立ち読みして購入する事がよくありました。
ネット・ショッピングでは、このような買い方は、ちょっと無理ですね。

もちろん、街中の本屋にくらべると、在庫のある本の数は桁外れに多いのは素晴らしいです。
衝動買いではなく、決まった本を探している場合なんかには、何軒も探してまわる事もなく、手に入れる事ができるので助かります。

そういえば、昔の通勤電車では、本を読む人が多くいました。
大部分は、漫画本や週刊誌なんかでしたけど・・・今は、スマホを見ている人に代わってしまいました。
何故か、文庫本を読む人は、相変わらずいますけど・・・
で、スマホを見ている人が、ゴシップ記事やマンガのサイトを見ているのか?というと・・・ゲームをしている人がほとんどのような気がします。
つまり、この人たちは、漫画本や週刊誌を見たかったのではなくて、暇つぶしや娯楽をするためだったのでしょう。

もちろん、目的に合わせて多様な手段を選べるようになったのは良い事で、本が好きな人は本を読めば良いのです。
テレビが登場した時には、映画は無くなると言われていましたが・・・確かに数は減りましたが、別の楽しみとして存続しています。
おそらく、本も、数は減るけど無くなる事はないと思っています。

しかし、活字離れが進むのは、常識が通じない人が増えそうで、ちょっと問題かな?