昨日まで、昔の職場の応援に行っていたので・・・若手の人と雑談する事ができました。
それで、なんとなく、今まで若者に対して持っていた疑問のいくつかが、解けたように思えました。
私がギターを弾いている事を知って、彼が、ギター教室で習ったのか？訊いてきたのです。
そこで、昔は皆が弾いていたから、友達に教わったり、後は教則本で勉強したと答えたのですが・・・彼は、皆が弾いていたという点に驚いたようです。
今まで、当たり前だと思っていたのですが・・・改めて考えると、大多数の人がギターを弾くなんていうのは異常ですよね。
世の中には、色々な種類の楽器があるのに・・・それに、楽器演奏以外の趣味だって沢山あるのです。
最近の若者は、ギター離れ、クルマ離れなどと言われていますが、むしろ皆がギターを弾いたり、クルマに夢中になったりしていた時代の方が、変だったようにも思えます。
ついでに、彼に「最近の若者はギターを弾かないだけでなく、音楽も聴かないと言われているけど？」と、訊いてみたら・・・
「確かに、CDは買わないし、楽曲をダウンロードしたりもしないですね・・・YouTubeとかで、見るくらいですね」という答えでした。
こちらの答えにも、なるほどと思いました。
確かに、楽曲自体は売れなくても、映像の配信は多いですし・・・ミュージック・ビデオのDVDなんかも多いですね。
つまり、音だけでなく映像がついている方が好まれるという事です。
そういえば、音楽離れと言われていても、ライヴとかフェスティバルは大盛況・・・昔のライヴ映像のDVDなんかも沢山発売されていて、私も、有難く思っていました。
そもそも、演奏会に行けなくても家で安価に音楽だけ聴けるというのがレコードの始まりだったわけで・・・若者は、演奏を楽しむ、という本来の姿に戻っているのかもしれません。
スポーツなんかも、私たちが子供の頃は、皆が野球をやったのですが・・・今は、色々なスポーツがあるので、野球を知らない子供が多いみたいです。
でも、それぞれのスポーツにスター選手がいて、子供たちが憧れて、それぞれのスポーツに取り組んでいるなんて、素晴らしいと思います。
○○離れなんていうのは、選択肢が増えた結果であり・・・むしろ、良い事だと考えるべきなのではないでしょうか？
