鑑定団

先日、受講した大学通信教育のスクーリングの結果が届きました。
母の入院等で集中できなかったのですが・・・合格点はなんとか取れただろうと思っていたところ、評価はA+でした。

ちょっと信じられないですね。
あんな適当な解答だったのに・・・教授は、随分とオマケしてくれたのだと思います。

で、その科目は東洋史概説だったのですが・・・講義は、中国におけるお茶の文化についてでした。
中国での喫茶の風習の発展と日本に対する影響などが主題となっていたのですが・・・その中には、茶椀のような道具も含まれていました。

先ほど、テレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」を視ていたら・・・その先生が話していた窯変天目茶碗を思い出しました。
番組で4個目の窯変天目茶碗だと鑑定され、国宝級の大発見だと話題になったのですが・・・専門家から指摘が多くあって、どうやら全然違う物ということで落ち着いたという一件がありました。

スクーリングの時、この一件は、未だ様々な意見が出ている最中で真贋は決着していなかったのですが・・・その先生も、私は鑑定はしないが、まるっきり違う物だと思う、と話していました。

個人的には、「開運!なんでも鑑定団」は好きな番組です。
骨董品には興味はありませんが・・・絵画などの美術品が多く出るので、本物の良さを理解するのに役に立ちます。
もっとも、私は目利きの能力はそれほどでもなく、7割程度しか当たりません。

たまに、私の得意なギターとかも出るのですけど・・・私の経験からすると、相場よりも高めの評価が出ます。
なので、その評価額を素直に鵜吞みにはできないと思っています。

おそらくは、あくまでも番組なので、視聴率を稼ぐショー的な盛り上げの意味合いもあるのでしょう。
窯変天目茶碗の一件は、そのショー的な要素が出すぎてしまったのかもしれません。

今回のスクーリングの評価も・・・学習を始めた人が、最初に受ける事が多い科目なので・・・盛り上げるために、甘い評価になっている可能性もあり、鵜呑みにしてはいけないような気がします。