お風呂に注意

先月、母が脳梗塞を発症したのは、湯船に浸かっている時で・・・なかなか出てこないので、覗きに行ったら立てなくなっていたのです。
最初は、のぼせたのかと思ったのですが・・・湯船から引き揚げて身体を拭こうとしても、崩れ落ちてしまいます・・・これはおかしいと思い・・・・とりあえずベッドに運んで、パジャマを着せてから、救急車を呼びました。

昨夜、母の女学校時代の同級生だという方から電話がありました。
母は脳梗塞で入院しているという話をすると・・・同じ女学校出身で、母の親友だった方が亡くなったという知らせでした。
その母の親友は、我が家にも何度か遊びに来た事もあり、私も覚えている人でした。

その電話での会話の中で、母が風呂場で具合が悪くなったという話をすると・・・母の親友も、風呂場で息を引き取っているのを発見された、と言っていました。
なんでも、我が家と同様に、母親と独身の息子の二人暮らしだったそうで・・・息子さんが発見したそうです。
そういえば、その息子さんとも、子供の頃、一緒に遊んだ事があったのを思い出しました。

たまたま、私の母は発見が早かったから良かったのですけど・・・ちょっと間違えれば、その息子さんと、立場が逆になっていた場合も考えられるので・・・運命に感謝するとともに、他人ごとではなく、同情してしまいます。

そういえば、我が家の向かいの家も、老婦人が一人暮らしをしていたのですが・・・いつも風呂場の電気が点けっぱなしになっているな、と思っていたら・・・訪ねてきた息子さんが、風呂場で亡くなっているのを発見したのです。
その日、向かいの家の玄関のところで、ゲェゲェ吐いている人がいるのに気づいたのですが・・・何日も経っていたので風呂が空焚き状態で、ご遺体は酷い状態だったとか・・・

やはり、高齢者の方は入浴するときの長湯や温度に注意した方が良さそうですね。
ここのところ、入浴中の死亡事故が増加しているようで、特に、入浴中に死亡した人の9割は高齢者だとか・・・
単に、高齢者人口が増えているだけでなく、一人暮らしや、家族が残業などで帰りが遅いとかで・・・生活環境の変化で、発見が遅れる事も要因のようです。
風呂場で具合が悪くなって、救急搬送されるうち4人に1人が亡くなるなんていう話も・・・

もちろん、高齢者に限った話ではなくて・・・よく言われますが、お風呂で眠たくなるのは、失神しているのと同じだとか・・・一人で入浴するときは、気をつけないといけないですね。