良い事と悪い事のバランス

先ほど、入院している母の面会から帰ってきて、TVを点けたら明石家さんまの「ホンマでっか!?TV」という番組をやっていました。
その中で、「エコバッグを使うとジャンクフードに手が伸びやすくなる!?」という話をしていました。

なんでも、エコバッグを使って買い物をする人とビニールの買い物袋で買い物をする人を調査したところ、エコバッグを使っている人の方がジャンクフードを多く買っているという結果が出たそうです。

心理学的にいうと、良い事をしたら、その分悪いことをしても許されるだろう、と考えてしまって、無意識にバランスを取ろうとするらしいです。

それを視たときは、思わず、なるほど・・・と思いました。
例えば、私の場合、色々な団体へ寄付をしているから・・・その分、ギター・コレクション等にお金を使っても許されるという意識があるような気もします。

しかし、よく考えてみると、ギターをコレクションするのが、悪い事なのでしょうか?
確かに、有意義にお金を使っているか?と言われれば、微妙ですが・・・あるいは、他人から見れば、意味のない事にお金を使っている、というのもあるのですが・・・別に、自分としてはお金を無駄にしている意識はありません。
どちらかと言えば、世のため人のためにお金を使うという事と、自分のためにお金を使う事でバランスを取っているだけにすぎないというのが、正しい感じです。

それに、色々な団体へ寄付するようになったのは、むしろ、普段しょうもない生活をしている事の罪滅ぼし的な意味合いがあったので・・・良い事をした分悪い事をするのとは、逆な感じがします。
ちなみに、途上国の子供が学校へも行けず住み込みで働いて、1年間で稼ぐお金がたったの5,000円というのを知って、一回飲みに行くのをやめて寄付しようと思ったのがきっかけでした。

はたして、逆パターンの悪い事をした分良い事をするというのは、成り立つのでしょうか?
それが成り立つなら、悪人なんていなさそうで・・・悪い事をして、味をしめて、さらに悪事を重ねるような事はありえない気もします。
悪い事をしたら罪滅ぼしに良い事をする・・・というのが成り立つのは、私のような平凡な人間だからでしょうか?