先日、世田谷のボロ市で木彫りの布袋さんを購入した事を書きました。
実は、我が家には鋳造の布袋さまもあります。
ボロ市で購入したのが立像なのに対して、以前から家にあった方は、座像というか・・・袋に寄り掛かった姿勢です。
ちなみに、この大きな袋は堪忍袋だといわれていて・・・その大きさは、度量の大きさを表わしているようです。
また、手に団扇、左手に桃?のような物を持っていますが・・・どのような意味があるのかは分かりません。
布袋さんは、七福神の中で唯一実在した人物で、元は中国の唐代の僧です。
特に、寺社に属さず、あちこち渡り歩いていたそうです。
施しものを受けたときに入れる大きな袋を常に持ち歩いていたことから、布袋さんと呼ばれるようになったとか。
その太鼓腹と穏やかな顔つきで、人々から愛され、絵の題材として描かれるようになり・・・日本に伝わってから、福の神として富貴繁栄の信仰の対象になったそうです。
中国で一介の仏教の僧だったのが、日本で神の一人となるなんて、本人も驚いているのではないでしょうか?
そんなわけで、はたして富貴繁栄のご利益があるかどうかは不明ですが・・・その愛すべきキャラクターで、眺めているだけで、細かい事は気にならなくなり、心が豊かになるような気がするのが良いですね。
このような、見る人の心を和ませる効果が、その人に福をもたらすのかもしれません。