ギブソン・ファイヤーバード

昨日は、デイヴ・メイソンについて書きました。
最近は音沙汰がありませんけど、エリック・クラプトン同様に、渡米してレイドバック音楽で活躍していました。

そのデイヴ・メイソンの使用ギターといえば、リヴァースのファイヤーバードⅤです。
実は、私がファイヤーバードを好きになったのは、当時、雑誌でデイヴ・メイソンがファイヤーバードを抱えた写真を見て、凄くカッコ良かったからなのです。

おそらく、ファイヤーバード好きの多くの人は、ジョニー・ウィンターの影響じゃないでしょうか?
あとは、エリック・クラプトンとか、ステーヴン・スティルスとか、ローリング・ストーンズブライアン・ジョーンズキース・リチャーズなんかの影響もあるかも・・・
でも、デイヴ・メイソンの影響を受けたという人は、珍しいと思います。
そういえば、デイヴ・メイソンと一緒にトラフィックのメンバーだった、スティーヴィ・ウィンウッドも一時期ファイヤーバードを使っていましたね。

そんな中、今でも愛用しているのは、ジョニー・ウィンターぐらいかもしれません。
(最近は、違うギターを使う事も増えたみたいですけど・・・)

ファイヤーバードを弾いた事がある人は、ご存知だと思いますが・・・意外と弾きにくいんですよね。
座って弾くと、ネックが遠いし・・・立って弾くと、ヘッドが重くて下がってしまいます。
ストラップ・ボタンをショルダーからネックの付け根に移しても、未だバランスが悪いです。
デザインの元になったと言われているエクスプローラーが、意外とバランスが良くて弾きやすいのとは大違い・・・やはり、デザイン重視なのでしょうか?

あと、コントローラーの配置がレスポールなんかと異なっているのも、使いづらいですね。
このため、レスポールと同じ配置に変更してあるギターも、結構あります。

肝心のサウンドは、フェンダーの影響を受けたもので・・・
一見、エピフォンと同じミニハムバッカーをノン・ポールピースにした物に見えますが・・・実は、バータイプのポールピースを使ったハムバッカーで、フェンダーのシングルコイル同様にポールピース自体がマグネットになっています。

また、特徴的なスルーネックはサスティーンに優れていると言われますが・・・その効果は、それほど大きくありません。
70年代や80年代に、色々なメーカーがスルーネックのモデルを作りましたが、最近、作られなくなったのは、コストの割に効果が少ないためだと思います。

イメージ 1
ギブソン ファイヤーバードⅤ 1964年製

イメージ 2
ギブソン ファイヤーバード Ⅶ 1964年製
再生産ではスタンダードな色ですが・・・当時のカラーチャートにはブラックはなく、これもリフィニッシュです

イメージ 3
ギブソン ファイヤーバードⅤ 1982年製 ギター・トレーダー
レスポールモデルをオーダーするために、カラマズーを訪れたギター・トレーダーの社員が、
古いパーツを見つけてオーダーした物、サンバーストとホワイトがあり、全部で15本作られた