東京国立博物館

今日は、天気が良かったので、上野の東京国立博物館へ特別展「禅」を見に行きました。
先日、東京藝術大学美術館へ「驚きの明治工藝」展を見に行った時に、前を通って、ちょっと気になっていたのです。

東京国立博物館へ行ってみると、特別展「平安の秘仏」というのも開催している事が判りました。
チケット売り場で列の整理をしている係員に訊いてみると、どちらの特別展のチケットで入っても、会場でもう一方のチケットを購入できるという話です。

様子をみると、当初予定していた、平成館で開催されている特別展「禅」の方が、混んでいそうなので、先にそちらを見て、時間に余裕があれば、特別展「平安の秘仏」を見る事にしました。

平成館へ行ってみると、入り口に少し列ができていたのですが、直ぐに会場に入る事ができて、思ったほど混んでいませんでした。

会場に入ると、いきなりポスターやチラシに描かれている白隠の達磨の絵が迎えてくれます。
思っていたより大きな絵で、大きな筆で勢いよく描いたのが伝わってきて、かなりの迫力でした。

その後は、禅宗の各宗派の開祖の絵や木像などが続いて・・・そして、武将と禅宗の関わりなど・・・個人的には、今一つな感じ・・・
それが、禅宗の仏像が展示されるようになると、一気に興味が湧いてきて面白かったです。
最後は、茶道具など禅の文化の展示で、これも良かったです。

現在の禅文化は日本独自の感じがしますが・・・達磨や十六羅漢なんか、インド人っぽいのもある以外は、中国文化の影響を強く感じる展示物が多かったような気がします。

思ったより混んでいなく時間がかからなかったので、本館に立ち寄って特別展「平安の秘仏」を見ることにしました。
ところが行ってみると、チケットがどこで売っているのか分かりません。
で、会場入り口で半券を切っているモギリの人に訊いてみたら、そこで売ってくれました。

こちらの会場は、入ると、いきなり巨大な11面観音が迎えてくれます。
「でかい!」・・・仏像自体も大きいですが、顔が大きくて、インパクトがあります。

他にも、ちょっと小さめの会場に、毘沙門天像や薬師如来像など20体が並んでいました。
なんでも、滋賀の天台宗擽野寺(らくやじ)の、33年に一度開帳する秘仏が初めて寺外で公開されたとか・・・皆、平安時代の作品で、素朴さが漂っている物が多かったです。

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特別展「禅」 チラシ、出品リスト、チケット

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特別展「平安の秘仏」 チラシ、出品リスト、チケット