上野の国立博物館で開催されたばかりの「運慶」展を見にいってきました。
混まないうちに、と思って、開館時間のすぐ後に行ったのですが、やっぱり混んでいましたね。
上野駅でチケットを購入していったので、窓口の混雑は避けたのですが・・・入場制限がされていたので、会場の平成館の前に、既に長蛇の列が出来ていました。
そのうえ、待たされて、やっと入場できても、会場内も結構混んでいました。
外国人も多かったですが・・・年配の方も多く・・・中には、作品の前で手を合わせて拝む人もいて・・・なかなか前に進みません。
でも、絵と違って、大きい作品がほとんどなので、無理に近寄って見なくても良いため・・・流れの早い後ろの方からで我慢しました。
肝心の展示物は、迫力があって凄く良かったです。
リアルで、まさに魂が宿っている、という感じがして、拝みたくなるのも判る気がしました。
晩年の作品は、憤怒の形相も凄みがあるのですが・・・若いころの作品では、やんちゃ坊主といった表情なので、ちょっと可愛いくて、気に入ってしまいました。
手の表現も、若いころの作品は柔らかそうな感じなのですが・・・晩年の作品では、血管が浮いたゴツゴツしていて、いかにも武人の手という感じがしました。
ちなみに、本館で「運慶の後継者たち―康円と善派を中心に」という展示も同時開催しているのですが、こちらは空いていました。
興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」 チラシ、チケット、作品リスト
「運慶」展 図録