東大寺と春日大社

一昨日、昨日と、奈良国立博物館の「正倉院展」と興福寺の「阿修羅 天平乾漆群像展」を見に行った事を書きました。
どちらも、なかなか素晴らしかったですけど、かなり混んでいました。

で、あわよくば、帰りに京都国立博物館に寄って「国宝展」を見ようなんて、考えていたのですけど・・・そんな余裕は無くなってしまいました。
また、「阿修羅 天平乾漆群像展」で並んでいた仁王像を見て、東大寺の仁王像が運慶・快慶の作であることを思い出したので・・・東大寺を見に行くことにしました。

そんなに離れていないのですが・・・東大寺へ向かう途中は、外国人が鹿と写真を撮っていたりして、結構、混雑しています。
でも、南大門の辺りは、立ち止まっている人が少なくて、ゆっくり仁王像を見る事ができました。
覚えていたより、巨大で迫力がありますが・・・上野の国立博物館でみた「運慶展」の印象から想像した、人間味あふれたきめ細やかさは感じられませんでした。
やはり、大勢の人で分業で製作したせいでしょうか?

ついでに、大仏殿に行って大仏も拝んできたのですが・・・映像等で馴染んでいるせいか?あまり感動はありません・・・むしろ、脇を固める虚空蔵菩薩像と如意輪観音像も、結構、大きいのに感動しました。
さらに、後ろの広目天像と多聞天像も、なかなか良い感じ・・・おそらく、以前来たときは、大仏にしか目が行っていなかったので印象に残らなかったのでしょう。

東大寺から帰るとき、「春日大社国宝殿特別展 神が遺した秘宝」というポスターが目に入り・・・サブタイトルに「春日大社は平安の正倉院」と書いてあったので興味がわき・・・・こちらも見に行く事にしました。

一応、国宝館へ行く前に拝殿まで行き、参拝しようと思ったのですが・・・参道が結構長くて、それも上り坂、朝からずっと歩いているので、疲れました。
国宝殿の入場料は500円・・・展示してあるものは、名前通り国宝や重文がずらり・・・見学者はまばらで、コストパフォーマンスは高いのですが・・・いかんせん、「正倉院展」を先に見てしまったので、ちょっと見すぼらく感じてしまいました。

こんな感じで、盛沢山だった日帰り奈良の歴史的名品巡りの旅・・・すっかり、くたびれて帰ってきました。
そうそう、奈良公園の紅葉が綺麗だったという事を書き忘れていました。

イメージ 1
東大寺大仏殿チケット

イメージ 2
春日大社国宝館特別展「神が遺した秘宝 春日大社は平安の正倉院」 チケット、チラシ、出品リスト